43話 真紅の暴君 ページ44
ーーーーーーオンボロ寮・自分の部屋
ドンドンドン!
グリム「むにゃ・・・オイ、ユウ。こんな夜中に誰か来たみたいなんだゾ」
「・・・ん・・・誰ですか?こんな時間に・・・」
グリム「お化けのヤツらか?諦めがわりーんだゾ」
「ちょっと見てきます」
寝起きの目を擦りながらベッドから起き上がり、部屋を出て下に降りて玄関先へ向かいました。
「はーい、どちら様ですか?」
エース「・・・オレ。エース。ちょっと中に入れてよ」
「えっ、エースさん!?どうしてこんな時間に?」
玄関の扉の鍵を外し、扉を開けると、そこには首輪をつけられたエースさんが立っていた。
その首輪は、以前入学式でグリムさんが赤髪の男子生徒につけられたものと同じだった。
グリム「げげっ!その首輪は!!」
エース「も〜、絶対ハーツラビュルには戻んねぇ。今日からオレ、ここの寮生になる!」
グリム「にゃに〜〜〜!?」
「何勝手な事言ってるんですか!ひとまず中に入ってください。お茶でも用意しますから」
エース「マジ!?いや〜助かったわ〜!このまま野宿するかと思ったぜ」
突然オンボロ寮に押しかけたエースさんを談話室に行くように言って、私はキッチンで紅茶を入れて談話室に向かいました。
ーーーーーオンボロ寮・談話室
「それで、その首輪は以前グリムさんがつけられた物と同じやつですよね。なぜエースさんが付けられているんですか?」
エース「タルト食った」
「え?」
タルト?
「えっと・・・それだけ?」
エース「そーだよ、それだけ!
小腹が空いたから寮のキッチンの冷蔵庫にタルトが冷やしてあったんだよ。しかも、ホーム3つ分も!だから・・・」
えーっと・・・
「それってつまり・・・小腹が空いたので冷蔵庫にあるタルトをこっそり食べてしまい、寮長の怒りを買ってしまい罰として首輪をつけられた。ということですか?」
エース「お、おう・・・」
グリム「・・・どっちもどっちなんだゾ」
3人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
meniichan(プロフ) - コメントありがとうございます!これからも頑張って行きますので、よろしくお願いします! (2020年8月15日 9時) (レス) id: 4d28e4eef1 (このIDを非表示/違反報告)
サマー・ルナ(プロフ) - 人類は衰退しましたとのクロスオーバー、とっても面白いです! (2020年8月13日 23時) (レス) id: bcb04ca200 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:meniichan | 作成日時:2020年6月20日 0時