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21話 ページ21

という訳で、エースさんの教室に乗り込みました。


グリム「オラァ!エースはどこだ!隠し立てするとただじゃおかねーんだゾ!」


しかし、もう教室には誰もいませんでした。


グリム「って・・・もう誰もいない〜!?」


額の肖像画「いいや、私がいるよ」

「うわっ!」

グリム「ふぎゃーーっ!!!絵が喋った!?」



教室には誰もいない・・・と思いきや、突然飾ってあった額の肖像画の一つがこちらに向かって話かけてきた。


額の肖像画「なんだい?喋る絵画なんかこの学校じゃ珍しくないだろう?あっちの壁の貴婦人も、こっちの壁の紳士も、みんなお喋りするよ。肖像画には口があるんだから、お喋りもするってものさ。普通の事だろ?」



「いや、普通絵は喋ったりしないと思いますが・・・」


額の肖像画「君の"普通"と私の"普通"は違う。個性は尊重しあってこそだ。そうだろう?」


まぁ、異世界だしこれぐらい普通なのかな?


額の肖像画「それで?君たちは誰かを探してるのかい?」

「エースさんって言う人を探してるんです。顔にハートのペイントをつけた男子生徒なんですが、知りませんか?」



額の肖像画「ああ、知っているとも、今日から入ってきた新入生だね。少し前に寮へ戻っていったようだけど・・・」

グリム「にゃに〜!あの野郎やっぱり逃げやがったんだゾ!」


「どっちに行きましたか?」


額の肖像画「寮への扉は東校舎の奥さ」

「ありがとうございます」

グリム「ユウ!追いかけるんだゾ!」

「はい!」

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meniichan(プロフ) - コメントありがとうございます!これからも頑張って行きますので、よろしくお願いします! (2020年8月15日 9時) (レス) id: 4d28e4eef1 (このIDを非表示/違反報告)
サマー・ルナ(プロフ) - 人類は衰退しましたとのクロスオーバー、とっても面白いです! (2020年8月13日 23時) (レス) id: bcb04ca200 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:meniichan | 作成日時:2020年6月20日 0時

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