まさかジョジョの世界にトリップするとは･･･ (ページ38)

今日:17 hit、昨日:7 hit、合計:60,524 hit

36話　ベイビィ・フェイスページ38

やれやれ･･･疲れた。

ジョルノ「エミリアッ！」

座り込んだエミリアに駆け寄るジョルノ。

ジョルノ「大丈夫ですか？」

エミリア「大丈夫。ちょっと疲れただけ･･･」

ジョルノがエミリアを抱き締めた。
突然の行動に、エミリアは困惑した。

ジョルノ「無事でよかった･･･エミリア」

エミリア「ちょッ、ジョルノ！」

ジョルノ「あぁ、すみません」

ジョルノから離れると、エミリアは照れ顔を隠す様に後ろを向いた。

エミリア「さぁ、皆の所に戻ろうか」

ジョルノ「はい」

そして、エミリアとジョルノは仲間の所へと戻っていった。

　
　
　
　
　

その頃･･･スタンド、ベイビィ・フェイスの本体メローネは列車から降りて、次の母親を探していた。

電話を切り、通りかかった少女に目をつけた。

メローネ「(次はあの少女がいいだろ･･･)」

そう考えたメローネは、少女の跡をつけ、誰もいなくなった所に少女の前に現れた。

メローネ「君、ちょっといいかな？」

「ん？私になにか用？」

と、少女は口元に手を当てて首を傾げた。
その可愛らしい仕草に、メローネは目を輝かせた。

メローネ「ディ・モールト･･･！素晴らしいよ君！」

そう言って、少女に近付くメローネ。
少女はニコリと無邪気な笑みで近付いてきたメローネに抱きついた。

メローネ「！」

「ふふん、メローネつっかま〜えた〜！」

メローネ「！！」

ゴキッ！！

メローネ「ごぶッ！」

そう言った瞬間、少女はものすごい力でメローネを抱き締め、一瞬にして骨を折った。

メローネは口から血を吐き、そのまま絶命した。

少女はメローネを離し、動かなくなったメローネはそのまま地面へと倒れた。

そして、電話を取り出し誰かに電話をかけた。

「エミリアちゃん！メローネは命令通りぶっ殺したよ！えへっ！」

そう、メローネが目をつけた少女は･･･エミリアの分身だったのだ。

実は列車から離れる前にエミリアはドッペル・ゲンガーの能力でもう一人の自分を創り出し、残していったのだ。

メローネはエミリアの分身に背骨を折られ、再起不能となった。