まさかジョジョの世界にトリップするとは･･･ (ページ17)

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15話　ボスからの第一指令ページ17

フーゴ「あー･･･こりゃ病院行かなきゃダメですね」

ミスタ「んなこたぁ分かってる！それまでの応急処置を頼んでんだ！」

フーゴ「分かってますよ」

ズッケェロの仲間を撃破することができ、護衛チームは無事カプリ島に辿り着くことができた。

ミスタは負傷しており、腹に銃弾が通った跡があり、今は公衆トイレで応急処置をしている。
フーゴは溜息をつくと、ホッチキスで腹の傷を塞いだ。

なんとも雑な応急処置だなぁ･･･

ミスタ「なんだこりゃ〜〜！？！？」

ナランチャ「ホッチキスだぁ！はははは！！
でもマンガ本閉じるみてぇにちゃんと止まってらァーッ」

フーゴ「ナランチャ、後は腹をガムテープでグルグル巻きにしてください」

エミリア「これ･･･菌とか入らないか？」

ナランチャ「大丈夫大丈夫！」

ミスタ「でもまぁ、結構気に入ったぜ」

ナランチャはガムテープでミスタの腹を巻いた。

ブチャラティ「騒がしいな･･･皆！よくやってくれた。お前らのおかげで無事カプリ島まで辿り着くことができた！襲ってきたズッケェロとミスタにやられたヤツは、船の中で気絶している。もう心配はないだろう！」

ナランチャ「じゃあよォー、そろそろ行こうよォーッ！100億リラを隠した場所によォ！」

アバッキオ「どこに隠したんだ？ブチャラティ。銀行の隠し金庫か？それとも、この島の洞窟に埋めたとか」

ブチャラティ「うむ･･･もうちょっと待っててくれないか？」

腕時計を見るブチャラティ。

フーゴ「どうしてです？なんでそんなに時間を気にしているんですか？」

ナランチャ「！」

ナランチャが何者かがこちらに近づいてくるのに気付き後ろを見ると、掃除器具を持った二人の清掃員が入ろうとしていた。

ナランチャ「おいお前ら、まだ中にいるからよォ･･･なァ？掃除なら後にしてくれよォ」

「アンタの名前、公衆トイレ？」

ナランチャ「あァ？なんだって？」

「アンタの名前が公衆トイレってんならここはアンタの家って事だ。自分の家なら命令するのは自由だ。けど、もしそうじゃあないんなら、アンタに命令される筋合いはない訳だ」

ナランチャ「はァ？」