まさかジョジョの世界にトリップするとは･･･ (ページ14)

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12話　ポルポの遺産を狙え！ページ14

ミスタ「おいブチャラティ！いい加減よーっ！この船がどこに向かってるのか教えてくんねーかよーッ！」

ブチャラティ「･･･いいだろう、陸も遠くなったしな。行き先は、カプリ島だ」

ミスタ「観光でなけりゃ何の用事だ？」

ブチャラティ「今朝･･･幹部のポルポがジサツした！」

全「「「！？」」」

ミスタ「なんだって！？ジサツ！？ポルポが！？」

ナランチャ「嘘だろ！？」

フーゴ「どうして！？」

ブチャラティ「なんで死んだのかはどうでもいい。ポルポは死んで当然な事をしていた幹部だからな」

フーゴ「しかし、この事とカプリ島とどのような関係があるんです？」

ブチャラティ「実は、ポルポには隠し財産がある。その額は、100億リラだ！」

全「「!?」」

アバッキオ「100億･･･？」

ブチャラティ「俺だけがその隠し場所を知っている。ポルポに命令されて隠したのは俺だからな。100億は俺たちのものだッ！その金さえあれば俺たちは幹部になれる！」

ナランチャ「す、すげぇ･･･。
カプリ島のどこに100億もの金を隠したんだよ！ブチャラティーッ！」

ブチャラティ「それはまだ言えない。以前から隠し金の噂が組織の一部で流れている。金を確保するまで安心はできないからだ」

そんな話しをしていたその時、バコッという物音が聞こえた。

ブチャラティ「おい！何かおかしいぞ！どうかしたかナランチャ！」

後ろを振り返ると、ナランチャが何かのスペースに吸い込まれるように消えていた。

ミスタ「ナランチャ！何やってんだお前！」

皆でナランチャが消えたところを見るが、そこには人が入れるスペースはなく、ナランチャの片方だけの靴が残されていた。

ジョルノ「靴が片方だけ･･･」

アバッキオ「よこせ！ジョルノ！」

アバッキオがナランチャの靴を取り上げる。

フーゴ「状況がよく分からないんですけど･･･ナランチャのヤツ･･･アイツどこに行ったんですか？」

ブチャラティ「お前･･･見えなかったのか！？
ナランチャがこのボックスの中に引きずり込まれたように俺には見えたんだ」

フーゴ「！なんですって！？」

ミスタ「んなわけねぇだろ！アイツまさか海の中にドボンしたんじゃあねぇだろうなぁ？」

アバッキオ「ナランチャ！何処だ！」

ミスタ「おいナランチャ！ふざけて隠れてるんならよ！さっさと返事しろ！」