喧嘩両成敗。 ページ23
そこからはまるで子供みたいな小競り合いが始まって。
みんなニヤニヤしながら見守っとるけど、私からしたら面白くない。
てつやととしみつが私のことで喧嘩なんて、
私、叩かれるやん。絶対。
A「…ってか、旅行ってなんのこと?」
としみつ「あーいや、その、10月に東海オンエア休むって決まったし、そん時に誘おうかなーなんて」
A「いや私みっちり予定あるし。」
としみつ「えっ!」
りょう「わー。としみつドンマーイ!」
てつや「何で余裕綽々なのこの人は!まさか!」
りょう「俺はAと出かける約束しとるもん。」
てつや「くそっ!」
虫眼鏡「A休みもみっちり予定入れるタイプだもんね」
A「ぐーたらしとると切り替えできんくなっちゃうからね」
としみつ「おい〜!結局喧嘩両成敗かよ〜」
虫眼鏡「りょうくんの勝ちだね」
てつや「そこにも敵がおったとは…!くそ…!」
A「…ねえ」
虫眼鏡「ん?」
撮影がひと通り終わって、スマホを触る虫さんに声をかけた。
A「さっきみたいなああいうの…私叩かれるし…」
虫眼鏡「気にすることないって。」
真顔でハッキリと言い切る虫さんに少しほっとする。
頼りになるし、心強い。
虫眼鏡「確かに男女混合グループだし、女1人って割合だから色々Aは苦労しとるよね」
A「うん…」
思っとることを全て言葉にしてくれる虫さん。
虫眼鏡「でも大丈夫。僕らがこのメンバーでやっていくって決めてやっとることなんだから、気にすることなんて1つも無いよ。」
A「虫さん…ありがとう…」
その言葉に、どれだけ救われるか。
てつや「飯いこー」
虫眼鏡「OK」
りょう「何食べるー?」
としみつ「焼肉食いてえ」
しばゆー「ラーメンがいい」
A「ジャンケンだね!」
東海オンエアにおって良かった、なんて柄にもないことを思う今日この頃。
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作者名:するめ長官 | 作成日時:2019年8月9日 18時