No.84 ページ37
薫が落ち着きを取り戻したところでバスルームに待機している十束に声を掛けた。
『もう…大丈夫だよ』
「あ、はい」
『ごめんね。なんか色々と…』
「あっそういうの気にしてないから大丈夫！」
『そ、それなら良かった。ご飯の用意出来てるから食べていって』
「え、いいんですか？うわぁ、ありがと！俺、夜どうしようか悩んでたところだったんだ」
『それなら良かった』
いつも二人だけで食べてた夕食が一人増えるだけでとても明るい食事に変わった。
十束は沢山の話をしてくれた。
尊との食事もいいけれど楽しい食事もとても良かった。
さすがに中学生を夜遅くに帰す訳にはいかないので、食べた後直ぐに帰るよう言った。
「色々ご馳走してくれてありがとう」
『ううん。私の方こそ色々と楽しかった』
「今度は俺がお礼するね」
『別にいいよ。無理しなくても』
「お願い、お礼がしたいんだ」
『……わかった。いつでも大丈夫だから急がなくてもいいからね』
「うん、決まりっ！じゃあまたね！キング！」
尊は玄関には来ず、部屋で寝っ転がったまま軽く手を上げて返事をする。
十束を見送った薫は食器洗いを始めた。
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ミリア - 続き楽しみです！。尊がカッコ良かったです。これからも応援してます。頑張ってくださいね！。 (2017年7月4日 16時) (
レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
凪花(プロフ) - 続きがとても気になります！更新頑張って下さい！ (2017年3月4日 20時) (レス) id: 254f4e5b63 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 是非に尊さんに編み物を(笑)見てみたい。 (2017年1月30日 23時) (レス) id: f0199973b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 続き楽しみです(。・ω・。) 応援してます！ 尊さんかっこいいですね(//∇//) (2016年8月17日 23時) (レス) id: cc3993d316 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルコバレーノ | 作成日時：2016年4月30日 0時
