【蛇頭巳架】ありふれた日常 ページ4
「やっほ〜棘紙君、キミはいつもここに居るね?」
私は今、白妙学園の一角にある温室に来ている。ここは色んな花が咲いてて、とても綺麗だ
さっき声をかけた棘紙君は、ガーデニングが趣味でここに通っているらしい いつも来てて飽きないのかね
「帰れ蛇頭巳架、邪魔なのだよ」
「キミはホント口調は丁寧なのに棘があるねぇ」
彼は、私の事が嫌いなのだろう
私を見れば眉を寄せて嫌な顔をするし、出来るだけ避けようとする 酷いねぇ
「そう照れるなって、棘紙は女子慣れしてねーもんなぁ?」
背後から突然現れた彼は固辞師寺君、女好きで色んな所でナンパしてるらしい
同じ生徒会で、星軍なので、それなりに会うし仲もいいと思う
「…何の様だ固辞師寺……ここは貴様の様な者が立ち入っていい様な場ではないのだよ」
明らかに険悪な雰囲気だ 面倒な事にはなってほしくないわぁ
そんな所に1人の女の子が駆け寄ってくる
「ちょっとお兄ちゃん!先輩に変な事しないでよ!!」
固辞師寺君を後ろから少し叩きつつひょっこりと出てくる女の子、來未ちゃん。固辞師寺君の妹だけど結構しっかり者。頭は悪いけど……
私達4人は、いつもここで話してる。
棘紙君はずっと花の手入れをしてるけど、話は聞いてる様でたまに笑ってる
來未ちゃんに勉強教えたり、棘紙君の雑学を聞いたり、他愛もない話をただただしたり、昼寝する事だってある。寝過ぎて授業に遅れて怒られた事もあったけど……
たまに仙王ちゃんも来るんだけど…あの子は色んな意味で忙しいからね
「あ、そうそう今日俺クッキー焼いてきたんだけど食べたりする?
あ、棘紙は俺の作ったものなんて不味いと思うんだよな?じゃ俺らだけで食うから」
本当に何故この2人はこんなにも仲が悪いのか
もうちょっと仲良く出来ないのかな?
「はいはーい!固辞師寺君も意地悪しない!棘紙君も強がらない!皆で楽しく食べよ〜!」
「そうですよ!あ、後月先輩これ食べて下さい!!」
「…あ、あぁ…ありがとう……」
皆で過ごして時間がすぎる
ただの、どこにでもある
ありふれた日常
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花梨(プロフ) - 終わりました (2018年1月18日 13時) (レス) id: 0db5295b34 (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - 更新します (2018年1月18日 12時) (レス) id: 0db5295b34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - しゅあるさん» ありがとうございました。 (2018年1月14日 19時) (レス) id: 5d18b714a6 (このIDを非表示/違反報告)
しゅある(プロフ) - 終わりました (2018年1月14日 18時) (レス) id: 731dc65dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - しゅあるさん» お願いします。 (2018年1月14日 18時) (レス) id: 5d18b714a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しゅある x他3人 | 作成日時:2018年1月2日 19時