そらる「番外編…。今回は俺視点…。」作者「ひゃー…愛されてるな夢主ちゃん…(本編見ながら)」そらる「絶対に見せないでよ…」 ページ15
〜そらる視点〜
Aは初めから謎しかなかった。
変な時期に転校生が来るんだなとか思っていたら、ぶりっ子で。
でも、ふたを開けてみたら優しい俺っ子で。
出会いは最悪だった。
俺は苛められてから一年が経ってたからぶりっ子…女が大嫌いだった。
それは皆もなんとなく察してたみたいで、なるべくAとは距離を置いてた。
ある日、俺がジャンケンに負けてお昼ごはんを買いに購買へ行ったときの事だった。
最悪。そう思っていた。だって購買へ行くルートは三、雲がいつもいる場所だったんだから。
その後に石が当たって。本当に最悪だって。
その時にAを見て、気になった。
思えばその時からだった。
あの女嫌いな俺が女を気にするようになって、皆に心配された。
「やめとけ」やら「騙されてるんだよ」とか。
今の俺が聞いたらAはそんな奴じゃないと怒鳴っていただろう。
でも、その時の俺はただ無言になるだけだった。
何でか…?自分でも分からなかった。なんで気になるんだろう。そんな気持ちだった。
なんでこんな単純な事が分からなかったんだろう。
俺は苦笑いをして、隣でお茶を啜っているAを見た。
Aは俺に気づくと『何だよ』と微笑んだ。
あぁ、まただ。
また、あの感じだ。心臓がギュッと締め付けられる。
俺は「別に?」と何でもない風を装って布団に潜り込んだ。
感情を隠すのは得意な方だ。
…だから、静まれ心臓。収まれドキドキ。
この思いに名前を付けたくない。だって、名前を付けると大事にしたくなってしまうから、手放したくなくなってしまうから。
本当は、分かってるんだ。この気持ちがどんな名前を持つかぐらい。
でも、認めてしまうときっと捻れてしまうから。
俺は、この思いを閉じ込める。
そんなことじゃこの気持ちは出ていってくれないんだろうけど。
でも、俺の中にあるこの気持ちは紛れもなく本物で。
何かには変えられなくて。本当に、大切な思いで。
Aが傷つくのなら。俺はこの身を犠牲に出来る。
それだけ、いとおしくて。
俺を闇から救ってくれた人で。
もしAが闇に染まってしまったら、俺だけがそばにいられるという優越感は確かにあって。
こんな思い体験したくなかった。っていうのと幸せな思いがぐちゃぐちゃに混ざっていって。
混ざって混ざって、どんどん黒になっていって。
あぁ、幸せだな。
そう思いながら俺はバレないように微かに微笑むのだった。
ーーーーーー
あぁもうそらるさんの口調おかしいっ!
作者「第11話ですっ!リクエストが合ったので96猫さんと天月さんを追加する事になりました!リクエストありがとうございます!」→←『第10話!今回は忘れられていたほくろさんが来てくれたよっ』志麻「忘れr『あっ、時間が押してるよ!俺出番ありありだから行かなきゃ!』…わざと?」
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皐月 - 語彙力のない長文をすみません…作者様の作品はとても素晴らしかったです。ありがとうございました。 (2023年3月13日 14時) (レス) id: 36108bd742 (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - 匿名なのじゃさん» 貴方も負けないで…貴方は間違ってません。 (2023年3月13日 14時) (レス) id: 36108bd742 (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - どうやら、貴方が責めた方も小説書いているみたいなのですが…そのように盲目なようであればSNSやるの向いてませんよ😢同じリスナーとして恥ずかしいとか言ってますがこちらからしたら十分貴方の方が同じリスナーとして恥ずかしいです… (2023年3月13日 14時) (レス) id: 36108bd742 (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - たしかに言い過ぎかもしれません。ですが、それくらい推し様を愛している。という解釈には至らなかったのでしょうか…言い過ぎと言っていますが貴方も少し言い過ぎではないですか?作者さん文章考えるの大変とか言ってますが、(長文すみません。続きます) (2023年3月13日 14時) (レス) id: 36108bd742 (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - インさん» 急にすみません…少し前から見ていたのですが、髪色についてわたしも気になってました。なので言ってくださった方にはとても感謝しているのですが、なぜこんなにも責められているのでしょうか…わたしも間違えられて少し気分は良くなかったのですが、(続きます) (2023年3月13日 14時) (レス) id: 36108bd742 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:砂姫 | 作成日時:2018年12月17日 18時