my neighbor FROM...ーKyuhyun 3 (ページ42)

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142. ジウヌナページ42

「ジウヌナ、遅い」

今までぼんやりしていたキュヒョンが、バタバタとやってきたジウさんの方を見て言った

思わずその声の方向を見たけど、彼は私に背を向けていて表情はうかがい知れない

そしてその口調は、なんだかすごく甘えているように聞こえて…

それが私の気のせいではないことを、すぐに気づかされる

「ごめんキュヒョナ～、でも欲しかったピアスがようやく見つかったの」

「え？どんなやつ？」

キュヒョナって呼ぶんだ…しかも、すごい親しい感じ

二人がどんな仲なのか、ジウさんのことを全く知らない私が分かるはずないのに、彼女の態度を即座に“馴れ馴れしい”と感じてしまう

「ほら、これ♪」

思わず私も見ると、ジウさんの耳元には小さなピアスが光っているのが見えた

私の座っている場所からは、どんな形かまでは分からない

するとキュヒョンが手を伸ばし、彼女の耳元に指先でそっと触れながら言った

「へぇ…可愛いね」

「でしょ～」

自然と近づいた二人の距離に、胸がズキンと痛む

そんな簡単に、触れてしまうなんて…

「なんか、ジウヌナっぽくない」

「そうかなぁ？」

「でも…すごい似合ってる」

その近い距離のまま交わされた会話は、まるですべてが初めて聞く言葉のようだった

「ホント？ありがとう」

嬉しそうに笑うジウさんの笑顔と、キュヒョンの後ろ姿

どんな顔してるんだろう

―見たくなかった