７FunnyじゃなくてInteresting ページ7
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「あー優斗じゃん。」
「ほんとだ。優斗〜」
『あ、瑞稀くんとはしもっちゃん。』
学食でランチ中、
優斗の元にやってきたチャラそうな派手髪さんと
大人しそうなオシャレさん。
優斗曰く、“瑞稀くん”と“はしもっちゃん”さんらしい。
瑞「久しぶりに学内で優斗を見た気がする。」
『確かに。学部が違うと学内では全然会わないもんな。』
どなただろうなと思いつつ、
３限のレジュメに目を通しながらカフェラテを飲んでいた。
涼「この子は？」
『高校も一緒で、大学も学科まで一緒のA。』
そこで私のことかと、ふと気付いた。
「はじめまして。」
とりあえず挨拶だけはしないとと思ったけれど。
はじめましてーってすごく明るいテンションで言われたから、少し拍子抜け。
瑞「急に来てごめんなさい。
優斗とはバイトが同じで。俺は経済学部の井上瑞稀。」
涼「あ、俺は橋本涼っす。」
オシャレさんが“瑞稀くん”で
派手髪さんが“はしもっちゃん”かな。
『２人とも俺らと同じ３年だよ。』
「そうなんだ。他学部の人は分かんないや。」
『Aは同じ学科の人すらちゃんと把握してないだろ。笑』
「そんなことないよ。分かってはいるもん。」
『ふーん。この前は見たことない人が
ゼミにいるとか言ってたくせに？』
「それはっ！しょうがない。」
『はいはい、しょうがないねー、
お勉強頑張ってるもんねー』
俯いた私の顔を覗き込むように話しかけてくる。
「うるさいなあ。優斗本当に嫌だ。」
瑞「もしかしてこの子が例の…？」
『だーーーーー！
瑞稀くん、その話はまたバイトが被ったときにでも！』
涼「へえ、楽しみにしてるよ。笑」
『はしもっちゃんまで！２人とも悪魔だ！』
そんな会話が繰り広げられていた間、
話がわからない私はやっぱりレジュメを眺めてた。
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作者名：しんくれろ | 作成日時：2019年3月20日 19時
