11印象とイメージと現実 ページ11
.
そんなこんなで進めたパワポ作り。
いつもの優斗じゃないみたい。
テキパキ資料出してくれて、参考文献おさえてくれて。
さらには研究の展望をまとめてくれているんだ。
完全にいつもとは立場が逆転している。
なんだか申し訳ない気持ちがじわじわと膨らんでいく。
私が優斗を手伝うのは、
私も取っている授業の課題だから。
負担なんてものはなくて。
これは優斗とは全く関係ないものなのに…
『A今申し訳ないな、とか考えてんだろ。』
「へ、いや、」
『図星じゃん。笑
いつも手伝ってもらってるお礼をまとめて返してるだけだっつーの。
俺も今日暇だったし、
一応お世話してもらってるからお礼できてラッキー、
お前も負担減ってラッキー。
Win-Winだろ。笑』
そう話しながらもパソコンから顔を逸らさない。
不意に目を合わせられれば、ドキッとするのは
自然なことだ、自然な現象。
そうだ、気にすることじゃない。
「ごめんね、」
『いやいやお前今の話聞いてた?笑
ごめんじゃなくて?』
「ありがとう…?」
『よろしい。』
「まあ私いつも優斗の課題手伝ってるしね。」
『今それ言う?!』
「先に出してきたの優斗じゃん。」
『確かにそうだけど!』
調子に乗ってこんな軽口を叩けるんだから、
私は相当、
優斗を信頼しているのかもしれない。
涼「おつかれ〜やってる?
って本日2度目。」
瑞「はい、差し入れ。あんまり詰めてやるより
たまには糖分摂取も大事だからね。」
『おーさっすが瑞稀くん。さんきゅー。』
「わざわざごめんね。ありがとう。」
瑞「課題手伝うのは難しいからこれくらいは。」
涼「俺ら戦力外だからね。」
瑞「確かにはしもっちゃんは戦力外。」
『うん、橋本さんはね。』
涼「え、俺だけ?そっち?笑」
「でも涼くん本気出したらすごいんでしょ?」
涼「そう!Aちゃんはよく分かってる!
分野によるけどさ。」
『結局戦力外じゃん笑』
.
中途半端なところでご挨拶失礼致します。
しんくれろです。
作品一覧をご覧頂ければお分かりになるかと思いますが、元々JUMPのお話を書かせていただいております。
Jr.小説初挑戦ではありますが、お手柔らかに楽しんでいただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
.
110人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しんくれろ | 作成日時:2019年3月20日 19時