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記号
引っ張り上げた勢いそのままにみんなは地面に倒れ込む。
唯月「よかった...。」
涙を流しながらみんな安堵の表情だった。
私も緊張の糸が切れ涙が溢れて止まらなかった。
賢くんはそっと私の頭に手を置き自分のほうに引き寄せる。
柊先生は海斗くんに支えられながら立ち上がり地面に落ちていた眼鏡を拾い上げ掛ける。
そしてさくらに向き直り
柊「茅野。お前に聞く。お前は本当に景山の手を離したのか？楽になると思ってその手を離したのか？」
さくらは泣きながらゆっくりとその首を横に振る。
さくら「違います。私は澪奈に...。生きてほしかった。だからその手を離したくなくて必死につかんで...。」
さくらの本当の気持ちを聞いた柊先生は優しくも力強くさくらの手を握り
柊「なっ？そうだろ。お前は離さなかったんだよ。」
柊「この小さな手で最後まで精いっぱい景山を救おうとしたんだよ。だからもう自分を責めるな。いいな？」
さくら「はい。」
さくらの返事を聞くと今度は私のほうを振り向いた柊先生。
柊「神音。」
名前を呼ばれ顔を上げると
『え...？』
柊先生が私に差し出したのはある手紙だった。
『何で...それを...。』
(だってそれは...。)
『どうしよう...。』
もうかれこれ10分は美術室前をウロウロしている。
中で柊先生と澪奈が何か話してるみたいだけど
(あそこに入る勇気は...ない。)
何だかそういう空気感ではなさそうだった。
私の手に握られているのは一枚の小さな手紙。
『やっぱり無難に下駄箱に入れようかな...。』
下校時間も迫りつつある今澪奈にこの手紙を渡す最後の手段。
『直接言えない私って...ホント情けない。
逢沢〔神音...？〕
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月乃派(プロフ) - 良かったらパスワード教えてください！ (8月12日 19時) (
レス) id: 67461f2801 (このIDを非表示/違反報告)
なほ - パスワード知りたいです！ (2023年3月20日 9時) (レス) @page20 id: 2f4a7dab68 (このIDを非表示/違反報告)
meme20070219(プロフ) - 卒業編見たいです！！！もし良かったらパスワード教えてください！お願いします！！ (2022年9月22日 0時) (レス) id: d81f7c9186 (このIDを非表示/違反報告)
キョンシー(プロフ) - 卒業式編をみたいです！ よろしければロックを解除していただけませんか？ お願いします。 (2022年8月10日 22時) (レス) @page21 id: 84d2022181 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - お疲れ様でした。 凄く良かったです！ 番外編も楽しみにしてます！ 頑張って下さいっ！ (2020年5月1日 0時) (レス) id: 0a0c1da75f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結愛 | 作成日時：2020年3月12日 15時
