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「味、薄くねぇ？」
「ん、…美味いけど」
「そっか、良かった」
…何だこの雰囲気！
何俺、おとなしく朝ごはん食べてるの！
こんなんじゃ、太輔に…！
…もう、関係ない…んだ。
自分で思い出して落ち込む。
でも、本当に美味しい。
起きてすぐ食べれる自分もすごいなぁ。
食欲なんて、ないはずなのに。
「なぁ。タマ？本当にやめてくんない？これから先もし万が一もう一度付き合ったとして、俺のこと信じられんの？」
「信じるよ。それにさっきは勢いで勝手に裏切ったって言っちゃたけど…ミツに裏切らせてしまったのは自分自身のせいだと思ってるから。」
「え…？」
「…ミツ、ごめん。マネージャーに聞いた。ミツと約束していたあの日、ミツは待っててくれると勝手に思い上がって仕事だと嘘をついて呑みに行ってた。あの日は何よりも一番にミツを優先させるべきだったのに。」
「・・・あの日･･･」
それは、きっと記念日をドタキャンされたあとの約束の日だ。
早く帰ってくると言っていたタマは結局帰ってこなかった。マネージャーは仕事は終わったと言っていたのに。
･･･その日だ。
俺が太輔の部屋に会いに行ったのは。
何よりも優先してくれた。待っててくれた。
「ずっとずっと近くにいて当たり前になってて気付けなかった、態度で示さなきゃ気持ちなんて繋げておけないって…そんなの当たり前のことなのに」
「・・・」
「今は愛してくれなくていいから…一緒にいてほしい。一緒にいよう？」
一緒にいれば…
(オレには何でも見せて？受け止めるから)
(宏光はヤキモチやきだね、可愛い)
(やっと手に入れた…ずっと好きだったんだ)
太輔のこと忘れられる･･･？
(宏光といるとオレが辛いんだ)
忘れた方が太輔のためなんだよな？
俺がタマといればお前は安心する？
それをお前は望んでる？
「…わかった。俺、タマといる」
「…ミツ！」
「だけど付き合うとかじゃない。俺は…まだ違う人が好きだから」
「わかってる、ミツはまたオレのことを好きになる。だからいいの」
「何それ…」
そう言うドヤ顔の玉森が可笑しくて思わず笑っていた。
「…笑った！」
それは玉森と俺が別れてから初めて俺が玉森に見せた笑顔だった。笑顔な気がする。笑えてるよな？
「ほら、こうやってまた元に戻れるよ」
玉森はそう言って向かい側に座ってる俺の頭を優しく撫でる。
気持ちは…浄化される。
戻れるのだろうか。
あの頃の2人に。
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もも(プロフ) - スケベ面さん» スケベ面さん はじめまして！お話読んでくださりありがとうございます！中編が見えないのですね<(_ _)>すみません、フラグを立てていますので年齢の関係かと思われます。大変大変申し訳ございません(＞＜) (2018年7月11日 6時) (
レス) id: 5b51068866 (このIDを非表示/違反報告)
スケベ面(プロフ) - 前編を読ませていただきましたっ切なくて続きが見たいのですが作者様の全作品を見させていただいたのですが前編後編しかありません(><) (2018年7月10日 8時) (レス) id: 909d98024f (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ふじみつさん» ふじみつさん 終わってしまいました(´･･`)本当にご覧頂きありがとうございます！ハラハラさせてすみません<(_ _)>疲れますよね！笑 こちらこそ幸せを感じて頂けて光栄です。本当にありがとうございました！ (2018年6月3日 1時) (レス) id: 5b51068866 (このIDを非表示/違反報告)
ふじみつ(プロフ) - あ〜〜終わってしまいました。ずっと切なくてハラハラして。。藤北玉の3人の純情が苦しくて幸せを祈りながら読んでおりました。2人が幸せになれて本当に良かったです！こちらまで幸せになれました。ありがとうございました。次のお話しも楽しみにしております！ (2018年6月2日 23時) (レス) id: c46653f4f4 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ぶぃ〜さん» ぶぃ〜さん 久しぶりにリアルな二人をご覧頂いたんですね！恐縮です。ありがとうございます！お話に入り込んで頂けたなんて嬉しいです(/ω＼)本当にこちらこそありがとうございました！ (2018年6月2日 20時) (レス) id: 5b51068866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも
| 作成日時：2018年5月27日 14時
