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Aside
昔のことを思い出したあとに見る夢は、
必ず勇太と別れた日のこと。
何度も何度も繰り返してはいるけど、
結局勇太は私に悲しい顔を見せ、背を向けていく。
.
目を覚ますと私はいつの間にか泣いていて、
すぐに目をこすり涙を拭く。
また泣いてたんだ。
そう思うと自然にため息をが出る。
いつまで経っても進めない自分に呆れるのだ。
永瀬さんのことが好きなのに、
またあんな風になってしまったら…。
そう考えると、なにもできなくなってしまう。
.
すると、枕元に置いてあった携帯が音を立てる。
頭元のカーテンを開けて、携帯を手に取り確認すると永瀬さんからLINEが来ていた。
廉ちゃんと話せたよ
廉Aのおかげだよ。ありがとう
あんな夢を見たあとだったから、
永瀬さんの言葉がすごく安心する。
.
私はやはり永瀬さんが好きだ。
でも勇太のことを引きずっているのも事実。
決して彼に未練があるわけではないけど、心に疼く小さな傷となっている。
.
今日は大学へ。
講義は午前中だけなので、そのあと親友であるハナとファミレスでゆっくりから、バイトに行く予定だ。
黒スキニーとベージュのニット。
可愛らしい服装より大人っぽいほうが好きだから、いつもこんな感じ。
身長があまり高くないから、こういうのは似合わないのかもしれないけど。
.
ハナ「A！」
午前中の授業が終わり、
大学の正門前で待ち合わせ。
ハナは私を見つけると笑顔で駆け寄る。
私もこんなふうに女の子らしかったらなあ…
じっとハナを見つめていると、
ハナ「なに？」
不思議そうな瞳をこちらに向けられる。
A「なんでもない。行こ」
.
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ジェンガ(プロフ) - 岩瀬紫耀さん» ありがとうございます！気づくのが大変遅くなりごめんなさい…なるべく早く次の話をあげられるように頑張ります！ (2018年7月29日 14時) (
レス) id: 3ce0492d1e (このIDを非表示/違反報告)
岩瀬紫耀(プロフ) - この作品すきです！ 続きがきになります がんばってください (2018年4月26日 6時) (レス) id: bb863aa5bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジェンガ | 作成日時：2017年11月11日 22時
