【HQ!!】オトコノコ 〜男を舐めてると痛い目みますよ？〜

影山　飛雄 ページ4

…今、烏野男子排球部で勉強会なう。
あ、ここ影山の家。
苗字呼びだけど本当は付き合ってる。
バレたら日向とか西谷先輩とか田中先輩がうるｓ…騒ぐから…ね。


「なんだよこれーっ！」

「うるせぇボゲェ！日向ボゲェ！！」

「王様もうるさいよ」

「だよね、ツッキー！」

「うん、全体的にうるさいかな」


ちょっと、本当にうるさいよ？
明日だよ、テスト！
まぁ、月島と山口はいいよね！進学クラスだし！
私は３組なんだよ？
特にいいわけでもないっていうクラスなんだよ…ああ、もっと勉強ができればなぁ…


「ねぇ、君達、もう６時だよ？」

「「「は？なに言ってんの、月島」」」

「ハモるとか…バカは波長があうんじゃない？」


イラッとしながら時計を見る。
お願い、嘘だと言って…６時だった場合、私帰れないよ。
迎えとか無理だし、歩いて帰るのは…ちょっと…暗すぎるとこあるし…
悶々と考えながら恐る恐る時計を見ると…


「本当に６時っ！」

「だから言ったデショ」

「さすがツッキー！」

「うるさい山口」

「ごめんツッキー！」


山口が顔を真っ青にして謝っていた。
日向は鞄を持って立ち上がった。


「じゃあ俺帰る！自転車だし！」

「ここから山ひとつ越えるとか…すごいね、日向」

「Aはどうすんの？」

「あっ…いや、えっと…」


本当どうしよう…
日向みたいに山超えるわけじゃないし、月島と山口は真逆だし…


「俺ん家泊まる」

「え゛？」

「だってお前、帰れないんだろ？」

「よく察した。影山…」

「今日、俺しかいねぇし。別にいい」


…影山以外、いない…？
え、ちょっと待って。それってやばいんじゃ？
なんて思っていると皆帰って行った。


「あの、影山…」

「なんだよ？」

「今日、本当にお母さんとか帰ってこないの…？」


顔が真っ赤になりながらも聞いてみると、残業を片付けなきゃいけないらしい…
お父さんは出張中、だとか…


「嘘でしょ…もう…」

「…顔、真っ赤だぞ」

「えーっと、それは…」

「他の男の前でそんなことすんなよ…」


ボソリと呟いて私を抱きしめた。


その日の夜は…色々と…ね？

白布　賢二郎→←二口　堅治

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