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終電ならあるし、残ることは全然構わないが、理由が全く分からなかった。

「いいけど、どした?」

「えっと、まぁ、ちょっと話したいことがあって・・」

電車の扉が閉まり、駅のホームには俺と涼の二人きりになった。

ごめんな。と一言置いてから、話を切り出してきた。

「俺らさ、もう初出勤から1年じゃん?」

「・・何ならもうすぐ1年半だけど」

「いや、いーんだよそこは(笑)」

急に何の話だ。1年生の春から、確かに今日まで早かったなとは思うけど。

「・・学校一緒って、お互い全く知らなくってさー。勤務中は敬語でしか話せなくって。でも、更衣室でさりげなーく聞いたらおんなじ学校でさぁ!!その瞬間敬語なんかすっ飛んだもんなぁ」

「めっちゃ懐かしい(笑)」

それから、俺たちは友達になって、当たり前のように一緒にいる。1年生の時はクラスは違かったけど、校門やどっちかの教室で待ち合わせてバイトに向かっていた。

「・・いつもありがとな、俊平。」

「え、いや、こちらこそ・・」

改めて言われると照れるな。それを言うために俺に声をかけたのだろうか。

「・・てか、お前ほんっとどうした?何改まってそんな・・」

「・・・あ、あぁ・・そうだよな。ごめん」

急に深刻そうに俯く涼に、ただ事ではないのだと言うことは感じた。

怖くなって、涼の肩を揺らした。

「え、何?転校?何か病気??」

「違う!・・違うからっ・・」

「じゃあ何だよ!頼むから教えてくれよ!!」

今にも泣きそうな涼。こんな姿初めて見た。

だが、次に放った言葉を、俺はちゃんと理解できなかった。

「・・・・好きなんだ」

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MIMU(プロフ) - ぜんさん» ありがとうございます!頻度は少ないかもしれませんがこっそり更新していきます、、よろしくお願いします! (2019年10月6日 12時) (レス) id: c9abf7bb83 (このIDを非表示/違反報告)
ぜん - めっちゃ面白いです…!どこかの恋愛小説より面白いです!続きが楽しみです。これからも頑張って下さい! (2019年9月29日 9時) (レス) id: 94ed2a9255 (このIDを非表示/違反報告)
MIMU(プロフ) - あっちゃんさんさん» コメントありがとうございます!本出してみたいですね・・読んでいただけて嬉しいです! (2019年8月22日 10時) (レス) id: cd16da8080 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃんさん(プロフ) - 久々に小説らしい小説を読んだ気がする……ガチで本出してそう。ちょー好みだわ。 (2019年8月19日 23時) (レス) id: 9c25d881f6 (このIDを非表示/違反報告)
MIMU(プロフ) - たぴおかさん» あ、あ、ありがとうございます!!頻度は高くないですが頑張ります!! (2019年8月13日 16時) (レス) id: c9abf7bb83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MIMU | 作成日時:2019年7月30日 18時

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