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Aside
綺麗な建物、
綺麗な女の人、
初めて入った遊郭は、うちの想像を遥かに超えるキラキラした場所やった。
銀時「離れんなよ」
「うん、」
入口を入ってすぐ、出迎えてくれたのは綺麗な着物を来た女の人達。
白い肌に赤い唇、着物の下から少し見えた肌は綺麗で、まるでうちと真反対な容姿。
高杉「いつもの場所で頼む」
『へい、おや、今日は一人多いようだね』
受付のようなところにいたおじさんが、うちの目を見てそう言った。
「こ...こんばんわ、」
『はい、こんばんわ、嬢ちゃんも一人つけるかい?』
「えっ、」
今日は人が少ないから選び放題だよ。と言われ、おじさんの指さした方向には遊女さんがいっぱい並んでいた。
あはは...そういう趣味ではないんやけどなぁ
「うちはいいです、ありがとうおじさん」
『はいよ、礼儀も良くて綺麗な顔してるね、全然うちの子たちにも混ざれるよ』
「.....?」
受付台から身を乗り出して、うちの顔をまじまじと見つめるその顔に少し寒気が走る。
坂本「すまんなぁ〜これはうちのもんじゃき」
高杉「わりぃな、じいさん」
首とお腹に回された手、上を見上げれば辰馬がうちを抱きしめて、晋助はおじさんからうちを見えなくするように前に立っていた。
『はっはっ、冗談さ、さ、今日も楽しんでいってね』
坂本「大丈夫か?」
「うん、ありがとう」
坂本「礼言えるとは偉いぜよ〜!今日はA指名してええか?」
「あはは、うちは遊女さんちゃうで」
坂本「めんこい...」
うちと視線が合うようにしゃがんで頭を撫でてくれた辰馬に礼を言えば、嬉しそうにはにかんだ。
にしても、ほんまにこんな所で情報収集が行われてるんか?
周りも一般の客に見えるし、遊女さんかて隣におる訳やし、と色々疑問は出てくる。
それに、なんかやたらと遊女さん達からの視線を感じる。
A「...........?」
うちと目が合えば、逸らされる。
かと思えばボソボソとこっちを見て話してるようで、
A「.....なんやろか」
桂「...どうかしたか?」
A「あ、ううん」
まぁ、遊郭に入ってきたんが女である時点であっちも不思議にはなるか。
気にしてない素振りをしながら四人後に着いてった。
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わらび(プロフ) - うしうしさん» なんて嬉しいお言葉(笑)ありがとうございます!!握りつぶせる勢いでできたらと思います笑(←?) (2021年8月22日 14時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - なで肩すべり台さん» ありがとうございます〜!!じゃんじゃんキュンキュンしてもらえると嬉しいです… (2021年8月22日 14時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
うしうし - 心臓握り潰されそうです!!笑笑大好きです!これからも応援してますっ!!! (2021年8月21日 22時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
なで肩すべり台 - キュンキュンが止まりません!続き楽しみです!! (2021年8月19日 2時) (レス) id: 56d3d04f19 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - connyさん» それは嬉しいです笑ありがとうございます!いつでも見に来てやってください…! (2021年8月18日 15時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わらび | 作成日時:2021年1月13日 7時