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Aside
｢へへ、あったかい〜｣
高杉｢そうか、｣
さっき少し見えたけど、晋助の耳が赤かった。
珍しく結構飲んだんやな、
最近は戦続きで常に張り詰め状態やったからストレスも疲れも、部隊の中心で動いていたこの四人は誰よりも溜まってたはず。
｢疲れた？｣
高杉｢...少しな｣
｢鬼兵隊の活躍、今回も凄かったしなぁ｣
高杉｢ﾌｯ、あれくらいはやって当然だ｣
クシャ、と晋助の前髪を撫でてあげれば上機嫌に喉を鳴らす。
銀ちゃんや小太郎、辰馬に比べたらめちゃめちゃ甘えたになる訳では無い晋助。
でも普段から纏っているしまった空気がちょっと緩むというか、優しくなる。
昔、寺子屋にいた時みたいなちょっと幼い晋助もでてきたり。
晋助｢...A｣
｢んー？｣
晋助｢.....離れるなよ、俺達から｣
｢ええ、それこっちのセリフやねんけど｣
そばに居てな？って聞いたら、｢しょうがねぇな｣だって。
水を渡せば、素直に飲み干して、空になったコップを渡される。
｢寝よか、｣
高杉｢手、｣
｢はい、どうぞ｣
差し出したと見せかけて触れる直前で晋助の手を避けたら、ﾁｯと舌打ちをしてA、と名前を呼ばれる。
思うんやけどこの四人女の落とし方とか詳しそう。
ほんま幼なじみで昔から絡みがあってよかったと思う。
こんなの心臓何個あっても足りんからな。
高杉｢A、｣
｢あ、ごめん、はい｣
高杉｢...ん｣
｢晋助はうちのお手手がないと寝られへんもんな？｣
高杉｢...は、｣
｢ははっ、冗談やで｣
親指の腹で手の甲をスリスリと撫でると、しっかりと手を絡め取られ、もう一方の腕に引き寄せられる。
高杉｢間違いではねェ｣
｢.....ｸｽｯ、そっか、いつでも貸したるよ｣
攘夷浪士の中心であり、世では攘夷四天王と呼ばれる名前を持つ四人。
四人にしか分からんしんどさも、辛さも、きっとある中でこうしてお酒に力借りてでも気を休められる時間ができるなら、
うちに気を許してくれて甘えてくれる時間があるなら、
｢いてて、明日体固まってそうやなぁ｣
四人分の重みなんて、軽いもん。
むしろ幸せかもな。って思う夜。
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わらび(プロフ) - うしうしさん» なんて嬉しいお言葉(笑)ありがとうございます！！握りつぶせる勢いでできたらと思います笑(←？) (2021年8月22日 14時) (
レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - なで肩すべり台さん» ありがとうございます〜！！じゃんじゃんキュンキュンしてもらえると嬉しいです… (2021年8月22日 14時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
うしうし - 心臓握り潰されそうです！！笑笑大好きです！これからも応援してますっ！！！ (2021年8月21日 22時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
なで肩すべり台 - キュンキュンが止まりません！続き楽しみです！！ (2021年8月19日 2時) (レス) id: 56d3d04f19 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - connyさん» それは嬉しいです笑ありがとうございます！いつでも見に来てやってください…！ (2021年8月18日 15時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび | 作成日時：2021年1月13日 7時
