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河内side
｢黒子野さん、お茶入りましたよ｣
黒子野｢え、あ、ありがとうございます｣
｢いえ、体は冷やすとだめですから！｣
Aさんが銀時さん達と遊郭に出向いてから約一時間。
先程から、この冷える寒空の中黒子野さんは縁側に腰かけていた。
勝手だけど、入れたお茶を置けば彼は微笑んで手に取った。
｢どうか、したんですか？｣
黒子野｢ちょっとした予想です笑、もしかしたら、っていう｣
｢.......？｣
あったかい、と茶を飲む黒子野さんの言っていることが掴めない。
彼が見ていた先に何かあるのか、と門の方を見るが特に何も.......
｢え、｣
黒子野｢ｸｽｯ、大当たりです」
門の先にみえたAさんと、黒子野さんを交互に見る。
大当たり...？
Aさんが帰ってくることを予想していた、のか？
急なAさんの帰宅、困ったように、でも可笑しそうに笑う黒子野さんに軽く私はパニックだ。
黒子野｢あ、河内さん。行ってあげてください｣
｢え、｣
黒子野｢新たなAちゃんの一面が見れると思いますよ｣
フフ、と口角を上げて再度茶を飲む黒子野さん。
新しい一面...？
よく分からないが、とりあえず帰ってきたAさんの元へと走る。
どこかしら、足取りが重たく見えるし、顔も俯いてて分からない彼女の表情。
｢Aさん、おかえりなさい、早かったですね？｣
A｢.........ん、｣
｢...Aさん？｣
出ていった時とは全く違う彼女のテンション。
着物の袖をギュッと握りしめて、俯いてるAさんに何かあったのか心配になった。
｢どこか痛いですか？｣
A｢...........｣
｢銀時さん達は？｣
A｢...........｣
私の質問には全て首を横に振ったAさん。
怪我をしてないなら良かった...でもなんで一人で帰ってきたんだろう。
A｢.....かわち、｣
｢...はい、どうかしましたか？｣
A｢女の子がなぁ...銀ちゃんらのこと取ってくる...｣
｢へ？｣
見えるはずのない耳としっぽが見えるのは私の気の所為か。
A｢いややぁ...｣
｢？！？！？！｣
私の袖を握ったかと思えば、その場にしゃがみ込んだAさん。
ギシギシと首を後ろに向けて、黒子野さんに助けを求める。
黒子野(グッ←謎のドヤ顔
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わらび(プロフ) - うしうしさん» なんて嬉しいお言葉(笑)ありがとうございます！！握りつぶせる勢いでできたらと思います笑(←？) (2021年8月22日 14時) (
レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - なで肩すべり台さん» ありがとうございます〜！！じゃんじゃんキュンキュンしてもらえると嬉しいです… (2021年8月22日 14時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
うしうし - 心臓握り潰されそうです！！笑笑大好きです！これからも応援してますっ！！！ (2021年8月21日 22時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
なで肩すべり台 - キュンキュンが止まりません！続き楽しみです！！ (2021年8月19日 2時) (レス) id: 56d3d04f19 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - connyさん» それは嬉しいです笑ありがとうございます！いつでも見に来てやってください…！ (2021年8月18日 15時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび | 作成日時：2021年1月13日 7時
