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「やから仕事があったからやって、なんでそんなにしつこいんや」





銀時未遂事件(冤罪)が治まったはいいものの、話が逸らされることはなかった。

気にしていたのは銀時だけではなく他の3人もそうであったことに、「うわっ」と思わず彼女は声に出してしまった。
珍しく、しつこく迫ってくる4人にそろそろ堪忍袋の緒も切れるころだ。






桂「聞きたいのはそれだけじゃない、」


「なんや.....まだなんかあるん」






先程から行っていた書き物を終えた彼女は立ち上がって箪笥の中から包み紙を取り丁寧にその紙を包み出す。

その後ろ姿を見つめながら、桂は宴会で感じた違和感について問いただそうとした。





桂「気づかないとでも思ったのか、」


桂「あの目、お前がいつも戦場でしている時の目だったぞ」





ほんの一瞬、微かに動いた彼女の肩を4人は見逃さなかった。

やっぱり何かあるのか、と思考するも思い当たる節もない。
ただ援軍として4人の女がトップに立つ部隊が加勢してきただけ。


女が加勢してきた事が面白くないのか...?
それともあの遊郭の時みたいな嫉妬...?

そう考えるも、宴会で見た彼女の目の本気さにそんな理由ではないだろうとそれぞれ思った。






「あー.....珍しく書き物してて目が疲れたんやろうな」

「もしかして瞳孔開いてた?うわ...やってもうたわ」

「すんません言うといて、別に悪気はありませんってな」





だが当の本人は笑いながら自分の眉間を指で押さえ、特に意味は無いと主張した。






「にしてもえらい美人さんやったなぁ」

「男ってああいうのがタイプなんか?私にはくそビッpi――にしか見えへんかったけど」


銀時「え?なに?お前無意識なの?!それだよ!!その目だよ!!」

銀時「そしてなんつー言葉言ってんだァァ!!」






ケロリと真顔でそう言った彼女に思わずツッコミを入れる銀時。

そんな彼を見て彼女は笑った。





「あははっ、冗談やて〜」


「明日ちゃんと挨拶しに行くつもりやで」







ケラケラと笑う彼女はいつも通りだった。

「河内のやつ作戦立案は得意なくせに字が書けんて何事やねん猿やろ」と聞いていいのか分からない部下への愚痴をもらす彼女は、仕事が本当に張り詰めだったんだろう、確かに少しおつかれの様子。

眠たそうにしながらも、仲良くやっていけるといいな、と微笑んだ。

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わらび(プロフ) - 紅さん» えっ嬉しい、、(笑)ありがとうございます!!! (2021年4月15日 21時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 黒髪パッツァンで笑いましたwww応援してます! (2021年4月5日 12時) (レス) id: b08ab2dbca (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - ゆなさん» こちらこそいつも見てもらってありがとうございます!嬉しいです!! (2021年1月9日 6時) (レス) id: 68f1c230ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 更新ありがとうございます!まじで、これが生きがいになってます。 (2021年1月7日 22時) (レス) id: 355f85c916 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - くりーむ。さん» いいですよね!作者も大好きです!ありがとうございます〜! (2021年1月4日 7時) (レス) id: 68f1c230ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わらび | 作成日時:2020年6月1日 19時

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