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「そんなんしても諦めへんからな」
晋助「.........」
睨むように見上げれば、げっとでも言いたげな顔。
やっぱり思ってたんやな。こいつは頭撫でとけばええとでも思ってたんやな。
「.....子供扱いせんとって、」
高杉「別にそんなつもりじゃねェ」
「もうええ」
なんでそこまでして隠そうとするんかも分からへん。
どれだけ聞いても教えてくれなさそうやし、一旦引こう。
不機嫌オーラを出しながら部屋に戻ろうと後ろをむいた。と同時に固いものが顔面に直撃。
「あだっっ」
銀時「おいこら、前見て歩きなさい」
鼻を抑えながら上を向けば自分は悪くないとでも言いたげな表情で鼻をほじってる銀ちゃんの姿。
「銀ちゃん」
銀時「あ?」
「最近夜どこ行ってるん?皆教えてくれへんねん」
こいつはだめだ。と思いながらもダメもとで聞いてみる。
ここまで隠されるとさすがにそろそろ傷ついてくるんやけどな...ほんまに仲間外れにされてるみたい
少しの沈黙に、やっぱ教えてくれへんか、と視線を下に向ける。
銀時「ん?教えて欲しいの?」
「.....だって私だけ知らんねんもん」
「黒子野くんは知ってたし、他の皆も知ってるって言ってた」
銀時「ふーん、んでご立腹なのか」
私の肩に両腕を置いて、顔を覗き込んでくる顔はニヤニヤとおもろいもん見つけた時の表情。またそれにイラッとくるもんで。
「何がおもろいん...私真剣に聞いてんのに」
銀時「いや?別に?」
「.....うざ、そんなんやから彼女の1人や2人も出来へんねん」
銀時「はァ?!おめェに言われたかねェ!!俺だってなァ!この天パさえなければ女の1人や2人」
「うるっさいねん!!目の前で怒鳴らんといて!!天パ直したところで誰も寄ってこうへんわ!!」
頬を引っ張り合いながら始まったいつもの喧嘩に後ろの晋助もため息をはいた。
銀時「いいもんね、彼女はいなくても俺を癒してくれる女はいるもんね!!!」
「そんな物好きどこにおんねん!!可哀想やわ!!」
銀時「はァ?!あっちから可愛くねだってくんだよ!!お前とは違って可愛げがあんだよ!!」
「何?あんた等々妄想が幻覚になってきてるんちゃう?うわ〜可哀想」
銀時「んな訳ねェだろ!!昨日だって上目遣いであざとい女に銀さん♡なんて呼ばれて俺モテモテだったんだからな!!!」
.....昨日?あざとい女?
「は?」
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わらび(プロフ) - 紅さん» えっ嬉しい、、(笑)ありがとうございます!!! (2021年4月15日 21時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 黒髪パッツァンで笑いましたwww応援してます! (2021年4月5日 12時) (レス) id: b08ab2dbca (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - ゆなさん» こちらこそいつも見てもらってありがとうございます!嬉しいです!! (2021年1月9日 6時) (レス) id: 68f1c230ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 更新ありがとうございます!まじで、これが生きがいになってます。 (2021年1月7日 22時) (レス) id: 355f85c916 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - くりーむ。さん» いいですよね!作者も大好きです!ありがとうございます〜! (2021年1月4日 7時) (レス) id: 68f1c230ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わらび | 作成日時:2020年6月1日 19時