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翌日、私が起きると4人はいつも通りの川の字になって隣で寝とった。
さすがに起こすのは気がめいったから、起きてきた人から聞こうと洗濯物を干してると小太郎がおはようと声をかけてきた。
「なぁ〜教えてや...昨日どこ行ってたん?」
桂「Aにはまだ早い、気にするな」
「...どこかくらい別によくない?うちやってもうそんな子供ちゃう」
桂「いいや、お主にはまだ早い」
「そんなん教えたくない言い訳にすぎやんわ...分かるもん」
中々口を割ろうとせえへん小太郎に、洗濯カゴを投げつけた。
何をするっ!!って怒ってきたけど知らん振り。
「辰馬〜お願い教えて、昨日どこ行ってたん?」
辰馬「え?何がじゃ?」
「やから〜昨日の夜4人でどこ行ってたん?最近よく出て行くやん」
次は辰馬。寝起きだからかモジャモジャの髪をさらに爆発させたまま朝食を食べてた隣に座る。
辰馬「ん〜おまんにはまだ早いと思うなぁ」
「なんで小太郎と同じこと言うん...ゆーて歳変わらへんやん...」
辰馬「そうじゃが、知らなくていい事も世の中にはあるぜよ」
「.....意味わからへんわ」
ご機嫌取りなのか私の頭を撫でる手を払い除けて、立ち上がる。
どこ行くんじゃ〜って握られた手首も交わして残った銀ちゃんと晋助の姿を探す。
「あ、晋助っ!」
おったおった。
丁度よく門前に立って警備をしている晋助を呼ぶと顔だけをこちらに向けた。
「おはよう、昨日さ、どこ行ってたん?」
高杉「.....なんだ急に」
「小太郎も辰馬も教えてくれへんねん、遊びに行ってるんやろ?私も連れてってや〜」
一向に私と目を合わせようとしない晋助に少しムッとしながらも腕を引っ張っる。
やっと出てきた言葉は、お前さんがいっても面白くねェ処だ。って。
「なんで皆そんな隠そうとするん...」
高杉「関係ねェだろ.....」
「.....だって、うちだけ仲間はずれやねんもん」
「教えてくれたっていいやん...」
なんでなん、ってまた袖を引っ張れば面倒くさそうにため息をひとつはいて、私の頭を撫でるんや。
辰馬もやけど頭撫でればいいと思ってるやろこの男共
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わらび(プロフ) - 紅さん» えっ嬉しい、、(笑)ありがとうございます!!! (2021年4月15日 21時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 黒髪パッツァンで笑いましたwww応援してます! (2021年4月5日 12時) (レス) id: b08ab2dbca (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - ゆなさん» こちらこそいつも見てもらってありがとうございます!嬉しいです!! (2021年1月9日 6時) (レス) id: 68f1c230ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 更新ありがとうございます!まじで、これが生きがいになってます。 (2021年1月7日 22時) (レス) id: 355f85c916 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - くりーむ。さん» いいですよね!作者も大好きです!ありがとうございます〜! (2021年1月4日 7時) (レス) id: 68f1c230ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わらび | 作成日時:2020年6月1日 19時