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「いだだだだっ、いたい!!いたいゆーてるやろ!!!」
桂「お前はバカか!!まだ怪我も完治しとらぬくせに木なんぞ登りよって!!!」
「うるさいわ!!怪我に響くやろ!!」
桂「お前だ!!そうしているのは!!」
Aの大怪我の件から1週間が経ち、拠点では彼女の元気な声が響いていた。
倒れてから数日は熱や怪我の痛みに苦しんでいた彼女だったが桂筆頭に、銀時や高杉、辰馬、彼女の部下の必死の看病により最近は以前よりも活発な姿を見せていた。
桂「まだ傷が癒えてないのだぞ!!少し前まで苦しんでいたのは誰だ!!!」
「私やわ!!!でももう動けるんやから動いとんねん!!それも分からんのかズラ!!!」
桂「そうだお前だよ!!!そしてズラじゃない!!俺は桂だ!!!」
動き回る、いや暴れ回ると言った方が正解なのか。
そんな彼女を捕まえるのに桂はここ最近、苦戦の日々。
目を離せば木に登り、きもちわるいからと包帯を剥ぎ取り、とやりたい放題である彼女。
辰馬「お、またやっとるんかおまんら」
桂「坂本!手を貸せ!!」
辰馬「あはっあははははっ、Aも元気じゃの〜でもそこは危ない、はよ降りてくるぜよ」
「おお〜めちゃくちゃ見晴らしがええな〜今日はいい天気や!!」
辰馬「って無視ぃ?!」
調子は絶好調と言ってもいいだろう。
一時はあまりにも重体だった彼女の今の姿に、怒ってはいるが桂も一安心していた。
「辰馬〜今日はかくれんぼでもしやへん?」
辰馬「ほんならはよ下に降りてくるんじゃ〜」
「ええ〜どうしよっかな...ぐえっっ」
太い枝に座り、下にいる辰馬に舌を出し意地悪い笑みを見せていたAだったが突如首根っこを掴まれ苦しそうな声を上げる。
銀時「はぁ〜い、Aちゃんみーっけ」
「うっ...しぬ...ぢぬ...」
銀時「おら、寝とけって言ったよな?あ?一生寝てたいって?お〜そうかそうかここから落としてやんよ」
桂「銀時ィィ!!早まるな!!もうあの看病生活は懲り懲りだ!!!」
辰馬「いやおまんが落とす前に窒息でA死ぬ!!死にそうじゃ!!!」
銀時がAを捕まえたことにより、始まってもいないかくれんぼは終わったのであった。
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わらび(プロフ) - 紅さん» えっ嬉しい、、(笑)ありがとうございます!!! (2021年4月15日 21時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 黒髪パッツァンで笑いましたwww応援してます! (2021年4月5日 12時) (レス) id: b08ab2dbca (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - ゆなさん» こちらこそいつも見てもらってありがとうございます!嬉しいです!! (2021年1月9日 6時) (レス) id: 68f1c230ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 更新ありがとうございます!まじで、これが生きがいになってます。 (2021年1月7日 22時) (レス) id: 355f85c916 (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - くりーむ。さん» いいですよね!作者も大好きです!ありがとうございます〜! (2021年1月4日 7時) (レス) id: 68f1c230ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わらび | 作成日時:2020年6月1日 19時