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またしばらくして、扉が開いた。



岩「どうも」


ラフな格好の照が来た。
服の袖から見える肉体はかなり鍛え上げられている。

重い材木や鉄骨を難なく持つために、
趣味も兼ねて毎日筋トレをしている姿をよく見かける。

深「今日は親父さんのとこ手伝ってたの?」

岩「そう、朝からコンクリとお友達してた」


俺たち9人の中で親の手伝いをするやつは多い。
俺も食堂があるし、照も親父さんの手伝い、
佐久間と目黒も自然を相手に食材を育てたりとったり。

中学校の修学旅行で日本の中でもかなり栄えてるところを巡ったけど、
正直人の多さと建物の高さに圧倒されて、

少し息苦しかった。

高層ビルが立ち並ぶ都会では畑や田んぼはもちろん、
海だって遠出しないと見れないし、
本数も種類も多い電車やバスで移動する。



有名なスクランブル交差点に立った俺は、





素能の町の雰囲気と、手のかかる8人の仲間たちを



人生をかけて守りたい。





子供ながらに莫大な夢を抱いた。



岩「ふっか、今日朝からずっと働いてんの?」

深「え?あぁ...そうだね、腹減ったな」

岩「まだ休めないの?」

深「うーん2時くらいまでは昼ご飯食べにくる人多いからね」


そっか、と小さく呟くと無言のまま厨房に入っていった。

しばらくして厨房から出てきた照は淡い黄色のエプロンをつけていた。


岩「俺と阿部で昼回すから、先に昼食ってきなよ」

阿「任せてくれていいよ、もう慣れたもんだし」

岩「うちの看板娘が張り切って頑張ってくれるって」

阿「はぁ〜?笑」


そういえばこの二人、俺より一つ下なんだよな。
年長組はなにやってるんだとお座敷を振り返れば、
康二と三人でゴロゴロしながら笑い転げていた。
ちなみに目黒はぼーっとしている。


深「....2年組があんなんでごめん」

阿「気にしないで、佐久間にお盆持たせたら絶対落とす。」

岩「翔太もつまみ食いするだろ。」



すごい言われようだけど良いのかあいつら。

まぁ、頼りになる照と真面目な看板娘の阿部ちゃんだし、
甘えさせてもらおうかな。


深「すぐ戻る、先昼飯食べてくるわ!」

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作者名:キキ | 作成日時:2020年8月30日 2時

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