電話 ページ5
優吾Side
今俺の勤めてる学校では、インフルエンザが猛威を振るっている。
今日も俺のクラスで二人、隣のクラスで一人、そして家庭科の先生がぶっ倒れて、よその学年でも各5人ずつぐらいが倒れた。
全部で、約31名。
普通にヤバイ。
ということで、異例の3週間の学校閉鎖になったけど、生徒たちの親に連絡を入れて迎えに来てもらったり、保健室に倒れた子を運び込んだり…
もうとにかく大忙しで、やっと全員家に無事に返すことができて。
午前中に、学校閉鎖が決まったのにもかかわらず、全てが終わったのは、午後を過ぎてから。
先生たちで、ひと段落してお茶を飲んでいると、ポケットでケータイが震えて。
ちょっと電話出てきますって席を立って液晶を確認すると、電話は大我からで…
大我から連絡が来るときは大我自身がしんどい時か、大学まで迎えに来てほしい時。
もしくは、家の中で何かあった時、の二パターンに限られる。
大我は、今日は特に大学に行くとは、言って無かったし、朝は体調もよさそうでぐっすり眠れていたはずなのに。
家で何かあったって言ったって、台所は絶対に使うなって言ってお弁当をリビングのテーブルに置いてきてあるし、雨戸も入れて窓も二重にロックして、玄関も門もガレージの戸も全部鍵かけてきたのにな？
その状況で何かあったなら逆に何があったのか聞いてみたいぐらいだ。
いったい何の用で電話をかけてきたのだろうと悶々と一人で考えている間もケータイは震え続けて。
切らないってことは大事なことなんだと思って電話に出た。
「もしもし、大我？どうしたの？」
大我「兄ちゃん！あの元気が取り柄の北斗が、、、」
「北斗が？どうしたって？」
大我「頭痛いって、早退してきた。」
「えー？本当？今インフルとかはやってるし、大我うつらないように気を付けてね。兄ちゃん帰ったら様子見るから。」
大我「分かった。部屋で寝かしとく。」
「うん。お願い。それから、ちゃんとマスクつけといてよ！」
大我「わかったー」
「じゃあ、切るね。」
この時はまだ、あんなことになるなんて思ってなかった。
明日から、俺も休みだし看病でもしようかな。
ぐらいの気持ちだった。
熱が高くなければ、病院は良いやなんて思ってた。
ごめんな…
北斗…
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杏 - ほく松さん» 只今帰りました！ありがとうございます！ (2020年2月5日 22時) (
レス) id: f8e1fbc4fb (このIDを非表示/違反報告)
ほく松(プロフ) - お疲れ様です!!!おかえりなさい!!!無理せずに頑張ってください!!!この小説大好きです!!! (2020年2月3日 21時) (レス) id: d93c975b57 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - ほく松さん» 有難うございます！無事に終わって帰ってくることが出来ました。これからも頑張って更新していきます。どうぞ宜しくお願い致します。 (2020年2月3日 21時) (レス) id: f8e1fbc4fb (このIDを非表示/違反報告)
ほく松(プロフ) - 大学入試頑張ってください!!!応援してます!!!そして小説の更新も楽しみにしてます!!! (2020年1月29日 23時) (レス) id: d93c975b57 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 雛さん» 有難うございます！続きが楽しみといってもらえる小説を書き続けられるように頑張るのでこれからも、宜しくお願い致します。 (2020年1月22日 22時) (レス) id: f8e1fbc4fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛
| 作成日時：2020年1月9日 21時
