家電 ページ28
優吾Side
樹『兄ちゃん…北斗が、倒れた…』
「えッ!」
事の始まりは、お昼頃にかかってきた、樹からの一本の電話だった。
北斗が倒れた。
今日は、俺の勤めてる小学校が、学校閉鎖で開いてないからってことで。
家でゆっくりと掃除でもしようかなあ。
なんて考えながら、掃除機とバケツとぞうきんを用意して。
掃除機をかけ始めた時だった。
家の固定電話に非通知番号からの電話がかかってきて。
なんかの詐欺だったらいけないからと思って、出ないでおいた。
しばらくしたら留守電に切り替わって。
その先から聞こえてきたのは、樹の声だった。
樹『兄ちゃん、居る?樹だけど…』
「うん、どうした?」
樹『あのね、北斗が倒れて、救急車で運ばれてきたんだべ。』
「えッ!」
ここで冒頭に戻るというわけ。
樹の説明を聞いてる限りでは、今の北斗はとても危ない状態らしい。
樹も話しながら途中でパニックになったんだろうな。
ゴメンって言って、電話口越しに泣いてるのがわかってきて。
何にもわからない状況だけど。
取り敢えず、自分と樹に言い聞かせるために。
北斗なら大丈夫。
そういって気分をごまかした。
樹との会話がやがて終わり、電話を切った俺は、大我のいる部屋に向かってちょっと行ってくると叫んでから、家を飛び出した。
引っかからない程度に車のスピードを飛ばす。
北斗、お願いだから無事でいてくれ…
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杏 - ほく松さん» 只今帰りました!ありがとうございます! (2020年2月5日 22時) (レス) id: f8e1fbc4fb (このIDを非表示/違反報告)
ほく松(プロフ) - お疲れ様です!!!おかえりなさい!!!無理せずに頑張ってください!!!この小説大好きです!!! (2020年2月3日 21時) (レス) id: d93c975b57 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - ほく松さん» 有難うございます!無事に終わって帰ってくることが出来ました。これからも頑張って更新していきます。どうぞ宜しくお願い致します。 (2020年2月3日 21時) (レス) id: f8e1fbc4fb (このIDを非表示/違反報告)
ほく松(プロフ) - 大学入試頑張ってください!!!応援してます!!!そして小説の更新も楽しみにしてます!!! (2020年1月29日 23時) (レス) id: d93c975b57 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 雛さん» 有難うございます!続きが楽しみといってもらえる小説を書き続けられるように頑張るのでこれからも、宜しくお願い致します。 (2020年1月22日 22時) (レス) id: f8e1fbc4fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雛 | 作成日時:2020年1月9日 21時