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目の前の大きな鏡の向こう側に土籠先生がいる
「せ、先生、あの私達、女子トイレで…」
驚きと少しの安堵が混ざり合い
思うように言葉が出てこない
寧々先輩とミツバ君もびっくりしたのか
口を開けて鏡を見つめている
土「んぁ？そんなこたァ、見りゃ大体わかるよ
それよりも急ぎでお前に言わねェといけねェことがあってな」
「そ、そんなことって…」
怪異、ましてや元七不思議である先生にすれば
そんなことで片付けられるような事も
私達にとっては一大事なのだ
土「瀬川…お前…」
先生の口がゆっくりと動く
土「いつまで俺を頼るつもりだ？」
「…え……」
土「お前ェの周りにいる奴らもそう言ってるぞ
いつまでもお前ェに懐かれちゃあ迷惑だって…」
先生がそう言うと
壁に飾られた鏡に光が灯り、うっすらと色んな人が映りだす
花子くん、源君、寧々先輩、おばぁちゃん
「な、んで、、そんなこと、、急に…」
土「急じゃねェよ
この世界は人の心を移す鏡なんだ
お前ェは誰にも必要とされてねェ」
【誰も必要としてない】
【誰も必要としてない】
【誰も必要としてない】
口々に聞こえる言葉に耳を塞ぐ
「ヒィ…いッイヤアアァァ!!」
…知ってる？
七不思議三番 カガミジゴク
鏡の向こうの不思議な世界
そこには迷い込んだ人の心を映し出す鏡があるの
とっても心の綺麗な人
勇敢な人なら大丈夫
無事に元の世界へ戻れるでしょう
だけどもしほんの少しでも
醜いところや怖いものがあるのなら
鏡はそれを映し出し
世界はたちまち地獄に変わって襲いかかってくるでしょう
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ほまれ(プロフ) - 丸メガネっ子さん» はじめまして！コメントありがとうございます更新頻度はまちまちで安定してませんが少しずつ更新していきます！ (2020年7月12日 10時) (
レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
丸メガネっ子(プロフ) - はじめまして、こんにちは。これからも応援しておりますので投稿頑張ってください。 (2020年7月12日 9時) (レス) id: ee13b7513b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほまれ | 作成日時：2020年7月8日 9時
