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司「ミツバ!何してんの?」
「なんかあれ…」
土「モメてんなァ」
「もめてますね…」
花「アレ?なんかオレ指さされてる?」
さっきまでの空気は何処へやら
司くんとミツバくんは私達を置き去りに何か言い合ってる
ボゴォッッ
「え?…殴った…?」
土「殴ったな」
司くんに殴られたミツバくんは私達に向き直る
ミ「えー…じゃ、いきますね…
そこの4人……って名前知らないや
えーっと…よし!じゃあ
クレイジーナイフと…厚着地味女…
根暗つり目男…とクソダサ交通ピアス!!」
光「!」
土「根暗…?」花「クレイジーナイフって何!?」
(なんか…増えてない?)
ミ「とととにかくここは僕の場所になったから!!
お前達を生かすも殺すも僕の思うままなんだぞ!!
で…でもいいいまだったら見逃してあげてもいいよ?
機嫌とかわりといいし…」
しん…
(まぁ、花子くんが見逃せないよね…)
ミ「やっややややる気!?僕と戦うなら…
七不思議の…こう…なんか…すっごいチカラで…
ひどいことしてやるから!」
司「エ ロビデオみたいに?」
ミ「そう!エ ロビデオみたいに!!
…って何言わすんだよ!?やんないよ!!」
「エ…ッッ」
何やらまた2人でわいわいし始めるミツバくんと司くん
(この平和な空気のまま帰りたい…)
ス…
「え」
最早張り詰めた空気なんてなかったかのように
わいわいしている2人を側から見つめる私達の隣を
静かに源くんが進んでいく
そうしてそのまま伸ばした右手でミツバくんの腕を引く
ミ「や あの何…
ちょ、ちょっと何?かわいい僕に見とれてるの?
ねぇ…なんか言えよ…なんなのお前…ピアスダサいし…」
光「お前、オレのこと覚えてねぇのかよ」
「源くん?」
ミ「はあ…?何言ってんの
わけ、わかんない 誰だよお前…」
後ろ姿でもわかる悲しそうな源くん
何が引き金になったのかはわからないけど
おそらくあの日のミツバくんと今のミツバくんに
通ずるものがあったのだろう
ミ「も…もういい?もういいよね?放して」
するりと源くんの手から溢れるミツバくんの腕
光「あ…ちょっちょっと待てェ!!」
ミ「うわ!だっだからなんなの!?」
離れた手がミツバくんの顔をぐにっと掴む
光「オレは…
オレの名前は光だ!源 光!覚えとけバカ!!女顔!!」
そう言って源くんは一冊のノートをミツバくんへ押し付けた
ミ「え?何これ…」
それは【園芸部 活動記録】
ミツバくんが生きていた証だった
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ほまれ(プロフ) - 丸メガネっ子さん» はじめまして!コメントありがとうございます更新頻度はまちまちで安定してませんが少しずつ更新していきます! (2020年7月12日 10時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
丸メガネっ子(プロフ) - はじめまして、こんにちは。これからも応援しておりますので投稿頑張ってください。 (2020年7月12日 9時) (レス) id: ee13b7513b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほまれ | 作成日時:2020年7月8日 9時