検索窓
今日:6 hit、昨日:6 hit、合計:7,617 hit

52頁 ページ4

「人魚の眷属?」

なんでも花子くんと縁を結ぶきっかけにもなった
人魚の鱗を呑んだ寧々先輩を
その人魚の部下?が直々にお迎えに来たそうだ

土「あァ...なれば?」
「軽っ...」
寧「ええ〜そんなぁ止めてもらいに来たのに!!」

土「姫待遇 未経験 OK 学歴資格一切不要...
いいじゃねェか」
ギィっと椅子にもたれて面倒くさそうに
答える先生

「確かに話だけ聞くとなかなかの高待遇ですね」

寧「いいから困ってるんです!!」
土「面倒せェ〜
七番サマと源には?」

寧「言ってません
源くんはせっかく一緒に作ったドーナツ
無駄にして気まずいし」

「無駄になっちゃったんですか?」
美味しかったのに...
というか私もドーナツ一緒に作ったんだけど

寧「あ、あのちょっと、色々あってね、」
ごめんねと肩を落とす先輩
人魚の事もあるし可哀想だから
これ以上突っ込むのはやめておこう

寧「あと花子くんは...最近会えてない...」
土「...そうかい」
寧「先生っ花子くんとは
昔からの知り合いなんですよね
花子くんには昔 何があったんですか?」

土「...本人から聞きな
少なくとも七番サマはまだお前さんに
それを知られたくないと思っている
だから言わねェんだろう」

先生の言葉に更に落ち込む寧々先輩

寧「...どうして教えてくれないんだろ
やっぱり...私 信用されてないのかな...」

「寧々先輩...」

土「知られたら都合でも悪いんだろ
お前は七番サマに甘ェからなァ〜」

「土籠先生!

...寧々先輩、私はきっと
知られるのが怖いんじゃないかなって思います
自分の事を打ち明けるのって
案外勇気がいるもんなんです」

そう、だから私は今回の花子くんの気持ちは
少しわかる気がする

土「...まァ、なんにせよ
お前の好きに決めりゃアいいさ
ただ後悔だけはないようにな」

寧々先輩は何も言わずに首からぶら下げた小瓶を
暫く見つめ準備室から出ていった

「寧々先輩...」
その姿を目で追いかける

(寧々先輩なら大丈夫だとは思うけれど...
それに今回の問題は
少なからず花子くんにもあるしなぁ)

私はメインデスクの隣のカーテンへ向く

「いつか話せるといいね...
寧々先輩なら受け止めてくれると思うけど...」

それだけ言うと私も準備室から出ていった

土「...んで どうするんですか?
七番サマ」

花「...」

53頁→←51頁



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:地縛少年花子くん , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ほまれ(プロフ) - 丸メガネっ子さん» はじめまして!コメントありがとうございます更新頻度はまちまちで安定してませんが少しずつ更新していきます! (2020年7月12日 10時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
丸メガネっ子(プロフ) - はじめまして、こんにちは。これからも応援しておりますので投稿頑張ってください。 (2020年7月12日 9時) (レス) id: ee13b7513b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ほまれ | 作成日時:2020年7月8日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。