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真夏の教室
ふるふると震える私の手には
【進路懇談スケジュール】のプリントが...
(進路...懇談.......懇談...)
土「えー今皆さんにお配りしたのは
明後日から始まる進路懇談の予定表です」
そういえば進路調査について先生に呼ばれた時
懇談までにって言ってたっけ...
別に進路について話すのは構わない
今後の事なのだからちゃんとしなければいけないし
問題なのは�犧�談��
懇談とはつまり放課後の教室で
先生と私と保護者の3名で行う
あの懇談である
何度も言うが私はおばぁちゃんと2人暮らし
つまり懇談にはおばぁちゃんが来るのが妥当だ
しかし私のおばぁちゃんは既に亡くなっている
幽霊である
(...正直に言うか...)
でもそんなの信じてもらえるのだろうか
いくら先生が怪異といえど
生徒の保護者が幽霊ですなんて
容易に信じてもらえる訳が無い
思わず頭を抱える
光「おい瀬川大丈夫か？？」
「えぇ大丈夫よ」
かもめ学園へきてからというもの
次から次へと問題が尽きていないと思うのは
私だけだろうか...
あれから3日後
現在時刻は16:45
ついにこの日がやってきた
進路懇談
結局おばぁちゃんに言い出すことは出来ず
良いアイデアも浮かばずこの日を迎えてしまった
夕日が射し込む教室の扉を小さくノックする
中からは準備室の時とは違う先生の声がする
静かに戸を開けると椅子から立ち上がった姿の先生
土「んぁ？お前ェ1人か？」
「...はい」
土「ばぁさんと一緒に住んでるって
言ってなかったか？」
「...そうなんですけど...その、えっと」
本当の事がなかなか言い出せなくて
視線が下がっていくのがわかる
(どうしよう、なんて言えば...)
教室がシン...と静まり返る
その時背後の扉がカラリと小さな音を立てて開いた
祖「遅くなりました。瀬川Aの祖母です」
聞き覚えのある声
見開かれた先生の目
ゆっくりと振り返ると
夕日色に輝いたおばぁちゃんの姿がそこにあった
「お、ばぁちゃん...」
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ほまれ(プロフ) - 丸メガネっ子さん» はじめまして！コメントありがとうございます更新頻度はまちまちで安定してませんが少しずつ更新していきます！ (2020年7月12日 10時) (
レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
丸メガネっ子(プロフ) - はじめまして、こんにちは。これからも応援しておりますので投稿頑張ってください。 (2020年7月12日 9時) (レス) id: ee13b7513b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほまれ | 作成日時：2020年7月8日 9時
