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土「あと八尋は実習園に行くならソレ持ってけ」
寧「えっ」
土「お前園芸部なんだろ？
実習園に逃がしといてくれ」
寧「うっ…わかりました…」
寧々先輩はドボドボと準備室から出ていった
そんな寧々先輩を源君は追いかけて行き
暫くすると戻ってきた
寧々先輩が準備室を出ていったあと
源君は扉から目を離すことはなかった
土「…何度も言ったが
俺に何を言おうが頼もうが未来は変わらん」
「未来？源君は未来を変えたくてここに来たの？」
光「…っ」
土「それがあの娘の運命なら
死は確実に訪れるそういうものだ
それは誰にも変えられないよ」
光「でも...！」
「ちょっと待って...あの娘って...」
土「アイツだよ八尋寧々のことだ」
「そんな...どうして...」
寧々先輩が死んでしまう
突拍子もない内容に理解が追いつかない
土「まァ...未来を知りたいってんなら
少しくらいは構わんが」
光「ホントか！？
お前いい蜘蛛野郎だな！！」
土「土籠先生だ」
先生はごそごそと引き出しを探ると
大きく【伍】と書かれた本を取り出した
「その本...」
光「書庫の噂がなくなったから消えたのかと...」
土「ああ 書庫にはもう入れねェが
俺ァ元管理人だからな
本を取り寄せる方法くらいはある
で...今日の未来は ここだな」
パラパラと捲られた本の1ページを覗き込む源君
光「！！？」
(どうしたんだろう？)
土「それはいわば確定した未来
止めたいと思うなら止めてみろ
まず無理だろうがね」
顔をおさえてよろめく源君
光「う ううっ う 」
「う？」
光「嘘だあああ！！！うわあああああ！！！」
そのまま奇声を発しながら
準備室を出ていってしまった
土「...大丈夫かアイツ...」
「先生何見せたんですか...？」
ベットから降りようとした私にバサッと
タオルケットが投げられる
土「ほらお前は大人しくしてろ」
「ちょ...」
上から降ってくるタオルケットに視界を奪われると
先程知ってしまった現実が一気に押し寄せてくる
(寧々先輩が死んでしまう)
その未来がいつ来るのかは分からないが
今日の源君を見る限りきっと近い将来
訪れる未来なのだろう
メインデスクの上に開かれた1冊の本
●月×日 天気はピカピカ腫れ模様★
本日のビッグイベント★
寧々、花子くんに初めてのチュー！
メインデスクの引き出しから
少し顔を覗かせる本には何が書かれているのか
土(死は確実に訪れる...ねェ...)
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ほまれ(プロフ) - 丸メガネっ子さん» はじめまして！コメントありがとうございます更新頻度はまちまちで安定してませんが少しずつ更新していきます！ (2020年7月12日 10時) (
レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
丸メガネっ子(プロフ) - はじめまして、こんにちは。これからも応援しておりますので投稿頑張ってください。 (2020年7月12日 9時) (レス) id: ee13b7513b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほまれ | 作成日時：2020年7月8日 9時
