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夕暮れの生徒会室
テーブルの上には飴袋と物怪ちゃん
そしてそれを囲むように座る私達

(生徒会室とか初めて来たなぁ...)
「...でも どうやって捕まえるんですか?」
寧「茜くんの力で止めちゃえばいいんじゃない?」
光「それッス!」
茜「それができないんだ...」

茜さんがいうには
同じ怪異には力は効かないらしい
確かにホールで茜さんが時間を止めた時も
花子くんに触れていた寧々先輩と私には
時間停止の力は効かなかった

茜「しばらく好き放題やれば
気が済んで勝手に戻って来るかもしれないけど...」

寧「その間にまたみんなが...」
光「つーかこれちゃんと元に戻んのか?」
茜「それは平気...クソジジイがなんとかするから」

(クソジジイ...?あぁ過去の時計守か)

茜「でも放置して万が一にも
アオちゃんが被害に遭ったら...
そう思うと僕は正気を保っていられる
自信がない...」
茜さんの手元のコップが握りつぶられる

(怖い...)
寧々先輩は携帯で茜さんに葵さんの写真を見せ
源君も寧々先輩と共に茜さんに話しかけている

私はというと物怪ちゃん腕に抱き
窓際で膝を抱く花子くんへと近づく

「どーしたの?花子くん珍しく静かね」
飴をコツンと頬に当てると
花子くんは手で飴玉を遊ばせる

花「ん?」
「もしかしてさっき茜さんに
言われたこと気にして...」

花「...それよりさー
さっきからなんかうるさくない?」

...そういえばさっきから室内に
バリバリと何かが砕けるような音が響いてる...

光「そういえば」
寧「何か聞こえるような」
茜「何かというか...」
音の出処を探るように室内を見渡す
暫くすると私達5人の視線はある一点に集中する

(飴袋が膨らんでる...)
袋の周りに集まっていた物怪ちゃん達が
袋から遠のいていくと

ミ「ばーか」
飴を食べるミライちゃんが出てきた

光/茜「ああああああああああああ」
(喋った...)

ぴょんっとテーブルから飛び降りたミライちゃんを
捕まえようとみんながミライちゃんを追いかける

...がすばしっこいミライちゃんは指先に
かすりもしない
しかし
光「オレを甘く見んなよ七不思議...」
辛うじて源君がミライちゃんの髪を掴んだ

光「さっきは好きにやられたが
テメェの動きは完全に見切っ」

ミライちゃんは意気揚々と話す源君へ指をさし
小さく現れた時計が動き出す

茜「ああ...学園の平均年齢が上がる...」

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設定タグ:地縛少年花子くん , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
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ほまれ(プロフ) - 丸メガネっ子さん» はじめまして!コメントありがとうございます更新頻度はまちまちで安定してませんが少しずつ更新していきます! (2020年7月12日 10時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
丸メガネっ子(プロフ) - はじめまして、こんにちは。これからも応援しておりますので投稿頑張ってください。 (2020年7月12日 9時) (レス) id: ee13b7513b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほまれ | 作成日時:2020年7月8日 9時

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