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翌日の1時間目。
私達3年A組は朝一番の授業から化学室にて
実験の授業。
(移動教室ってだいたいグループ実習なのよね)
めんどくさいから、後で源君にノート見せてもらおうと旧校舎の屋上に逃げてきたのはいいのだけれど
その源君がとても小さな枝を両手にもって
匍匐前進をしている。
(何やってんだろ、、)
彼の目線の先を追ってみると
(なるほど、花子くん、ね。)
にしても、源君は源君でどう見てもバレバレな尾行だし、花子くんは花子くんで風呂敷を背負いながら
ぴょんぴょん跳ねたり芝生を漁ったり、、
ほんとに何してるんだろう？？
どうせ授業を抜けているんだし、少し気になったから
私も2人に合流することにした。
中庭の池の縁に腰掛ける2人。
どうやら源君は花子くんに見つかってしまったようだ。
花「ヤシロに噂は変えてもらったけど…
どうにも手癖の悪さは直らなくてね
だから貴重品っぽい物はこうして俺が集めて
定期的に持ち主に返してるってわけ
物怪は盗った物を色んな所に隠す習性があるから色々探したよ」
「なるほどね。」
光「わぁ！！びっくりしたぁ、、瀬川かよ、、」
花「あれ、セガワもサボり？ダメじゃん
ちゃんと授業受けないと」
「グループ学習って苦手なのよね。」
そういって私も池の縁に座る。
物怪ちゃん達にアメをあげながら
「人の物取っちゃダメじゃない」と叱る。
花「まあ元々そういう性質の怪異なんだ
大目に見てやってよ」
そう言うと花子くんはぴょんっと立ち上がった。
花「でさぁ少年
ちょっと手伝ってくれない？」
光「あ？」
花子くんがあれと指をさす。
校舎から外れた塔の窓の下に何かがキランと光る。
光「…なんだ？なんか引っかかってんのか？」
花「どーにも俺ひとりじゃ取れそうになくて
困ってたんだよネー
セガワも手伝ってくんナイ？」
塔の3階の窓から花子くんが逆さまになって
手を伸ばす。
源君は花子くんの両足を持っていて
(なんか、幽霊なのに、重そう、、
源君もなんかめちゃくちゃ文句言ってるし、、)
花「セガワ！もしも、落としちゃったらそっちで拾ってネ！」
私は塔の下で物怪ちゃんを抱えながら
塔を見上げる。
花子くんがあと少しと手を伸ばしたその時
強めの風がビュォっと吹いた。
思わず目を瞑ってしまい目を開くと
空から花子くんが降ってきた。
(え？え？)
ドサッと鈍い音と共に私の前に花子くんが落ちてきた。
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ほまれ(プロフ) - Rainさん» ...嬉しすぎて泣いちゃいます...。少しずつですが、夢主ちゃんと共に成長していけたらと思っています。これからもよろしくお願いします＊ (2020年7月4日 0時) (
レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
Rain - 好きです！！夢主ちゃん好き………ほまれ様の文才能力分けて欲しいです〜 (2020年7月3日 23時) (レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
ほまれ(プロフ) - ミクさん» ありがとうございます＊沢山楽しめるように頑張って書き進めて行きますね！ (2020年6月28日 21時) (レス) id: 6e3f4d506b (このIDを非表示/違反報告)
ミク - ほまれさん、頭良い！すごい。 (2020年6月28日 21時) (レス) id: 1e828f9e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほまれ | 作成日時：2020年6月28日 10時
