検索窓
今日:5 hit、昨日:6 hit、合計:45,768 hit

31 ページ31



今日はどっと疲れた...




俺はホテルに戻るとそのままベッドに倒れ込む。




(はぁ...)




結局あの後、




Aをその場に残し、一人だけで帰って来た。




だって、




あのままAと居ても、




自分が惨めになるだけだから。







久しぶりに会ったAは




更に俺のことなど眼中にない様子だった。




優太さんをいちいち愛おしく見る目、




優太さんと会話するときの楽しそうな表情。




幸せで仕方ないって感じで。




優太さんだって、同じ。




Aのことが愛おしくて仕方ない様子だった。




そんな二人の間に俺の入る隙間など、1mmもない。




(俺は何を期待していたんだろうか..)





優太さんの職業を知った時、




怪しいなんて思って、一瞬でも勘ぐった自分がバカらしい。






Aの幸せを願ってるんだろ?




彼女が幸せなら、それでいいじゃん。



.




なんて簡単に思えるわけもない、




惨めで可哀そうな俺は、




疲れてるくせに、このまま一人でいるのが嫌で...




ホテルから出て近くのBARに入る。




そこで強い酒を浴びるように飲み、




声をかけて来た知らない女と遊び、時間を忘れる。




少しの時間くらい...俺にも偽りでもいいから幸せが欲しい....




でもこんなことをしたって、俺の心の隙間は埋められない。


32→←▼30



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
86人がお気に入り
設定タグ:平野紫耀 , 岸優太 , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:秋風 | 作成日時:2020年7月9日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。