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はぁ…
久しぶりに、仕事でミスをした。
先輩に叱られ、上司に叱られ
自分で確認しなかったのが悪いんだけどね
でも、ちょっと腑に落ちない部分もあって。
よくあることなのかもしれないけど
自分なりに一生懸命やってる中で
気が緩んでるんじゃないのか?
なんて言われちゃった。
ミスしたことは確かに悪いんだけど…
反省もしたけど
やっぱりへこんでしまうわけ。
今日は、一人になりたいな………
帰ろう。
会社を出て、まっすぐ家に帰宅。
シーンとしてる自分の部屋が寂しそう。
最近は、会社からまっすぐ彼の部屋に行くことも増えた。
少しずつクローゼットや、棚に空間ができている。
そこも、ちょっと寂しそう。
一人になると
今日のことを思い出して、またへこむ。
自然と一人反省会…。
テレビから、賑やかな声が聞こえる時間
時計を見たら午後8時
♪〜
テーブルに置いてた携帯が震えた。
【北山宏光】
ふぅっと深呼吸をして電話に出る。
「もしもし。」
「あ、A?
今から帰るところだけど、買ってくものとかある?」
あ…、言うの忘れてた
「ごめんなさい。
今日、自分の家に帰ってきちゃったの。」
ちょっとした間が辛い
また、怒られるのかな…
今日は、怒られ日和だな…
「どうした?
何かあったか?」
急に優しすぎる言葉をかけられて
我慢してた何かがぶわっと込み上げてくる。
「んーん、なんでもないよ。」
「何でもないってことはないだろうけど。
まぁ、話したくなったらいつでも聞くよ?」
「うん、ありがとう。
みーくん、優しいね。」
「俺はいつも優しいでしょ?(笑)」
明るい彼の声を聞くと
自然と落ち着く。
やっぱり、行けばよかったかな…
一人になりたいって思ったけど
本当は一人でいたら、こうなるってわかってたのにね。
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作者名:ゆゆ* | 作成日時:2017年9月6日 12時