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「もしもし、A?」



「あ、みーくん。

連絡遅くなってごめんね。」



あ、最近ね

俺のことみーくんって呼ぶんだよ。



可愛いっしょ?



新しくない?



俺の友達は、北山かミツが多いんだけど


なんかの拍子に

みーくんとか言い出して


それからなぜか、みーくん。



にこにこして言うもんだからね

俺も、まぁいっか。なんつって(笑)



連絡出来なくて、ごめんって言う彼女。


聞いたら


朝、駅の化粧室に寄って

携帯を置いて来てしまったらしい。



仕事が入ってたから、取りに行けなくて

この時間になっちゃったとさ。


よかった、拒否られてなかった!!



「電話、何回かもらったみたいだけど。」



「うん。お願いがあってさ。」



電話の向こうで、不思議な顔をする彼女が浮かぶ。



「今日さ、仕事定時であがって

飲みに誘われたから行ってくる。



それでさ、朝いち誘われたから

車で来ちゃってんだよ。



A、車持って帰ってくれない?」




「え!?私が!?」



「うん。でさ、夜、望がくるから。

迎えにも来て欲しい。」



「んー、いいけど…


車ぶつけても怒らないでね?(笑)」



みーくんの車、高級だし大きいんだもんなー

って、電話の向こうで笑うA。



ぶつけても怒らないでねって、何回も言ってたけど


例えば、本当にぶつけたとしても


それすらも許せると思う。




仕方ないなーって言ってくれる声



誰もが一回は憧れるでしょ。



彼女のお迎え。



少なくとも俺は、憧れてたよ。

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作者名:ゆゆ* | 作成日時:2017年9月6日 12時

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