・ﾘﾍﾞﾝｼﾞ ページ7
瑞side
俺も嫌だ！だから出せよッ！！
優「えっ…？」
瑞「もっとあるだろ…？アイツに金差し出すくらいなら、俺に金貸せって言ってんだよ！」
優「う、うん。あと30万円ある。」
え、優斗…マジで持ってるんだ！？現金30万円がサラッと優斗の財布から出されたので、瑞稀は目を丸くした。
優「どうすんの？…みずっくん？」
瑞「アイツに吠え面かかせてやる…！」
瑞稀はトイレを出て教室に向かい、優斗はそれに着いて行った。
瑞「あ、待って。作戦考えるから10秒ちょうだい。」
優「えっ！みずっくん、作戦ないの？作戦考えてないのに、行こうとしてたの？」
瑞「う、うるせぇ！！優斗、お前も考えろよ！」
2人は、作戦を考えるために再びトイレに戻った。
☆
瑞稀と優斗は、教室に戻ってきた。
嶺「何？瑞稀、忘れ物？」
瑞稀は嶺亜を睨みながら、勢いよく机の上に30万円の札束を置いた。
瑞「このお金でもう一回、さっきのギャンブルで勝負しよう。」
嶺「フフッ…！瑞稀、バカだね。やっぱり大好き！！」
瑞稀は笑う嶺亜をじっと睨みつけた。
嶺「そこのグズから、お金巻き上げたの？」
瑞「どーだっていいだろ。」
嶺「相手してやるけどさぁ、今度負けたら…瑞稀もポチになってもらうからね？」
嶺亜は立ち上がって、瑞稀を上から見下しながら言った。
瑞「いいよ。」
優「み、みずっくん！！」
瑞「うるさい！さっさとやろーぜ。嶺亜…。」
再び、みずれあの対戦が始まった。
嶺「で、いくら賭ける？」
瑞「1万で。」
そう言うと、瑞稀は立ち上がって周りで見ているクラスメイト達に近づいた。
瑞「離れて。」
男子「あ？」
瑞「あっちいけって言ってんだよ！！向こう行けって！！」
瑞稀は自分の背後で見ているクラスメイト達をしっしっと追い払った。
嶺「え〜？何、瑞稀？イカサマなんてしてないよ〜？(してるけどね！)」
瑞稀は自分の持つカードと嶺亜を鋭く睨みつけた。
嶺(見えてる、見えてるもんね〜！瑞稀の持つカードは6、A、5、J、8！！)
瑞「始めるぞ？…5！」
嶺「じゃあ…6！」
瑞「8！」
嶺「10。」
瑞「ジャック！」
嶺「クイーン！」
瑞「エース！」
嶺「はい！残念でしたぁ〜！Jokerで流れて3！やった〜！俺の勝ち！」
瑞「クソッ！嶺亜、もう一回！」
嶺「瑞稀。やばくない？典型的破滅型だよね〜。ど貧民で破滅型？アハハッ！」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名：Rainbow | 作成日時：2022年6月8日 0時
