会長様と犬☆ 〜双〜 (ページ20)

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・閉幕ページ20

嶺「あ、じゃ今から俺とギャンブルして瑞稀が勝ったらね？」

瑞「いや！それはめんどい！いいから！早く貸して！！」

嶺「どうしよっかな〜？」

瑞「アイス奢るから！優斗が！」

優「はぁ！？なんで俺！？」

嶺「乗った。じゃあ、ハーゲンダッツお願いね！優斗♡」

嶺亜はキラキラした笑顔を優斗に向けた。

優(ハーゲンダッツって、めっちゃ高いやつじゃん…！)

こうして、優斗がハーゲンダッツを買って除光液を無事ゲットしたのだった…。

瑞稀の話を聞いて、海人はうるうるした目で睨んだ。

海「そんな…子供騙しで！！」

瑞「ありがとう…勝ちやすくしてくれて！」

紫耀は瑞稀に向かって拍手をした。

平「お見事。その方法なら勝率12%しかないギャンブルを71%勝てるギャンブルに変えてしまったワケだ！でも…」

紫耀は海人の首輪のチェーンを引っ張って引き寄せた。

海「…わっ！？」

平「29%は海人のような犬になる可能性があった。」

瑞「それがギャンブルってもんでしょ。リスクに怯えて尻込みしてたら一生勝てない…。」

平「フフッ…。今からこの賭場は…瑞稀、お前のモノだ！」

優「やったぁ〜！！」

作「そんな…俺の居場所は！？」

平「お前が…首輪をかけるか？」

作「いや…それは勘弁して下さい…！」

平「瑞稀…賭場開設料100万は今日だけ待ってやる。」

紫耀はそう言い、海人と部屋を出て行った。

瑞(はっ！？賭場開設料！？そんなん聞いてねーよ！)

また、借金が増えてしまった…。

海「紫耀、ごめんね。」

平「いや、海人はよくやったよ。アイツがどんな人物か知りたかっただけだから。」