会長様と犬☆ 〜双〜 (ページ16)

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・対戦ページ16

優「みずっくん、凄いっ！！」

平「ふ〜ん…。」

海「それは、ダメッ……いててっ！あ？え？」

海人は紫耀にポチ札から繋がるリードを引っ張っられ、後ろに下がった。海人は紫耀に飼われているのだろうか…？

平「下がれ。」

海「す、すみません。」

作「ちょっと待って下さいッ！あの…最近、客も増えました！」

瑞「それ、俺ら2人な！？」

作「新しいギャンブルも開発しましたッ！」

瑞「ひっどいギャンブルですよ！本当ひっどい！」

優「ひどーい！」

作「うるさいッ！つい最近入ってギャンブルも分かってない奴に賭場の経営は…！」

　

海「静かにッ！！」

作間と瑞稀が言い争いしていると、海人に止められた。

平「そうだな…こうしよう。作間と瑞稀…お前ら2人でギャンブルしろ。」

瑞「ギ、ギャンブル？」

平「勝った方に賭場を経営してもらう。負けた方は、旅行部が抱えている借金を払ってもらおう。」

優「やめとこ！みずっくん…！」

瑞「望むところです！」

作「分かりました…。」

瑞「…借金っていくらだよ、作間？」

作「100万。」

借金額を聞いて、瑞稀と優斗は揃って息をのんだ。

瑞「マジかよ。このポンコツ経営者が…！優斗、持ってる？」

優「いや、持ってないよ！」

優斗はブンブンと首を横に振った。

那「今から行うギャンブルは、スリーヒットダイス！！」

〜スリーヒットダイス〜

ダイスの123を「DOWN」456を「UP」とする。プレイヤーはDOWNとUPの「連続する3つの出目」を予想してカードに書き、ディーラーが1つのダイスを振り続け、予想した3つの出目が先に出たプレイヤーの勝ちというルール。DOWNは「D」、UPは「U」として表記する。例として瑞稀「UDD」作間「DDU」という予想の勝負なら、ダイスの出目が「1(D)4(U)5(U)2(D)3(D)」という順番で出るとなると、523の出目でUDDが成立し、瑞稀の勝利となる。

優「運次第だし、面白そうだね！」

瑞「賭場やるなら、こういうの思いつかないとねぇ〜、作間？」

瑞稀が笑いながら、対面に座っている作間の顔を覗き込むと、作間はチッと舌打ちした。

作「俺が勝って、賭場の経営は誰がすべきか証明してやるよ…。」

瑞「いや、俺が勝つから！100万の借金なんて払う気ないんで。」

優「100万も負けたら、絶対家畜だもんね…。」

瑞「そうだね…。」

作間と瑞稀は、カードに出る目の予想を書いて提出した。