会長様と犬☆★☆★ (ページ4)

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・ﾊﾝﾆﾝページ4

神side

「どうした？負けか？」

神「くッ…。」

髙「…ジン！！」

飛「先輩…！！」

神宮寺の後ろには、海人、飛鳥、中等部の生徒達がいた。共通しているのは、みんなポチ札を首からさげているという事だ…！！

神「降参だ…。もうこのギャンブルやめてくれ…。」

「フフッ…お前もポチだな！！弱い奴らしかいねーのかよ！ポチ。じゃあ、呼んで来い。

…会長様の犬を！」

永side

生徒会室でゲームをしていると、ドアをノックする音が聞こえた。

永「はーい。」

神「れん…。」

永「ジン、どうしたん？何か顔色悪ない？」

神宮寺の顔は酷く青ざめていた。

神「廉、今すぐ3階の視聴覚室に来て…。」

永「何で？ってか、ジン。それ、ポチ札？どうしたん？」

神宮寺の首からポチ札がさげられていた。

ジンがポチに！？ギャンブルに負けたって事なん！？

神「廉を呼んでる人がいるから。」

永「分かった。行く！けど、視聴覚室行ったことないから教えてくれへん？」

神宮寺は、廉を視聴覚室に連れて行った。

着いた視聴覚室は、シーンとしていてカーテンが全部閉ざされていた。中にはポチ札、ミケ札を付けている生徒達が沢山いた…。

永「何やこれ…。」

「おぉ！来たか！俺は、前会長を務めた中島健人だ。よろしく、俺の犬になる廉くん！！」

そう言って、その人は頭をわしゃわしゃと撫でてきた。

永「えっ…えっと…。」

中「早速、俺と…ギャンブルをしてほしい！」

永「ギャンブル…？」

中「うん！やってもらうギャンブルは、これ！バラバラになってるルービックキューブを揃えてもらう！」

永「えっ…。」

渡されたルービックキューブは、見覚えのあるものだった。

永「これ、あの脱出ゲームの時の！！」

中「気づいた…？あの脱出ゲーム、…主催者は俺だよ。廉くんには、リベンジしてほしくて。」

永「…っ。」

中「君はルービックキューブを揃えられず、代わりに紫耀にやらせた。そのせいで紫耀は毒ガスを吸うことになったね…。君のせいで死にそうになった…。」

嫌な記憶が蘇る…。俺のせいで…紫耀は…！！

中「さぁ、始めようか。」

永「嫌や…。やりたくないッ…。」