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今日の空は 2 ページ18

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「ごめん、Aちゃんが酔った勢いで言ってたこと聞いちゃって」

「だからって…」


そんなのミヨンさんの優しさだって分かってる。


だけど…


「勝手なことしないでください」


不器用な自分の性格が嫌になる。

言いたいことを言わないと気が済まないなんて、本当に面倒くさい。

それでも、私の口は閉じない。


「ミヨンさんの気持ちは、どうなるんですか」

「…え?私の気持ちってなんのこと?」


何でもないように笑いながら、この場をやり過ごそうとするミヨンさんにも腹が立つ。


「私は、ミヨンさんもスンチョリオッパのこと好きなんだと思ってたんですけど」

「ええ?なんで私が…」


ああ、どうしてこの人は。


「ミヨンさん、本当に面倒くさいです。自分の気持ちを優先させたらいいじゃないですか!」


笑顔だったミヨンさんの顔が少しだけ崩れた。


「いや、ちょ、ちょっと待ってよ。私はただ…」

「自分が傷ついたって、そうやって物分かりがいいように過ごすのが大人ってことなんですか?」


いつのまにかミヨンさんの顔から笑顔は消えていた。


「そんな…私がどんな気持ちで断ったかも知らないくせに」

「知りませんよ!好きなら好きでいいじゃないですか!」

「そう!好きよ!」


その言葉で沈黙が訪れる。

なんだ、そんな余裕なさそうな声も出るんじゃん。


ミヨンさんが息をのむ音が聞こえる。


「あ、えと、Aちゃんごめん、違うの」

「それなら変な気なんて使わないで、食事でもなんでも行けばいいじゃないですか」

「そんな…」

「私は私の方法で頑張るので!」


ミヨンさんの言葉を遮るように声を出す。

この心の勢いを無くしてしまわないように、立ち上がった。


「ミヨンさん、その方が人間らしくていいですよ!じゃあご馳走様でした!ありがとうございました!」

「え、ちょっと、Aちゃん…」



そのまま玄関から飛び出す。


およそお礼を言いに来た人間とは思えない発言ばっかりしてしまった。


けれど、

これでいいんだ、と歩き出す。



見上げた空は、ぼやけていた。



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熱を冷ます→←今日の空は 1



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作品ジャンル:恋愛
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sani(プロフ) - ゆずさん» こコメントありがとうございます!文庫本無限とは!このお話は私なりに書くの楽しかったので、すごく嬉しいです(*^^*) (9月30日 7時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - もう好きすぎて文庫本にしたいです。あったら無限に買えます。頑張ってください!!! (9月29日 23時) (レス) id: b8bb6a8de4 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - ゆ☆さん» コメントありがとうございます!良かったと言っていただけて、とっても嬉しいです(*^^*)読んでくださり、ありがとうございました!! (7月15日 7時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
sani(プロフ) - 沙羅さん» えええ!そんな大袈裟なー!!でも嬉しいです(*^^*)これからも是非仲良くしてください!お互い頑張りましょう〜( ´ ▽ ` ) (7月15日 7時) (レス) id: f23e3c8ef3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ☆(プロフ) - 初コメです(^_^)いつも更新楽しみにしてました!読んでてすごい切なかったけど最後良かったです( ; ; )とても面白かったです! (7月14日 23時) (レス) id: 6e669d79c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:sani | 作成日時:2018年6月22日 19時

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