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プレゼント4 ページ4
夜19時、言われた通り川へ向かった。もちろんお母さん達も連れていった。
指定の場所に着いたがやはり何も無かった。
「なんだよ…何も無いじゃないか」
諦めて帰ろうとしたその時お母さんが
「ねぇ、みてあれ…」
「ん?」
お母さんが涙目で言っているのでどうしたのだろうとそこをみたら…無数のホタルがいた。彼女はホタルが好きだった。いつかホタルのいる前でプロポーズでもされたいなと言っていたほどだ。
僕は無意識に涙が流れた。膝が崩れてその場に座った。
涙を拭きながらもう1度手紙をみた、よく見ると端に何か書いてあった。
『好きだよ』
そう書いてあった。僕は無数のホタルを見ながら小声で
「俺も、大好きだよ」
そう言った。するとどこかで彼女が笑っている気がした。
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作者名:sunny | 作成日時:2017年9月23日 23時