私は何故か狂人又は強者に好かれるようです【ヒューマンバグ大学】

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ﾋﾟﾗ「クソ女が…調子に乗るからこんな事になるんだよ…!!」

男と女、力の差がありすぎて振りほどく事が出来ない

『(クッソ……!!)』

諦めかけていた次の瞬間、私達の隣に変な男性が立った

?「なぁお前、ココで何してんの?」
ﾋﾟﾗ「あぁ!?だ、誰だテメェ!!邪魔すんじゃねぇよ!!」

チンピラはその男性にそう言うと男性はチンピラの腕を捻りあげて私を解放した

?「とりあえず、まずはその子を離そーか」
ﾋﾟﾗ「いででででっ!!」

私は解放された瞬間に少し距離をとってその様子を伺った

チンピラの腕を捻りあげた男性は片手に何故か刺身包丁を持っていた
すると、その男性はチンピラに向かって持っているモノを向けた

?「お前、あんまりおいたが過ぎると刺身にするよ?」
ﾋﾟﾗ「はぁ?意味わかんねぇこと言うなよ!!」

するとチンピラはその男性に空いている腕の方で殴り掛かるがそれは刺身包丁により突き刺されて阻止された

ﾋﾟﾗ「ぎ、ぎゃーーー!!!!」
?「そっかそっかー、お前、刺身になりたいんだな?
それじゃ、お言葉に甘えて刺身にしちゃうじょ〜」

男性はそう言いながらチンピラの腕から刺身包丁を抜き取り腹へと突き刺した

?「まずは腹開き〜!!」
ﾋﾟﾗ「うぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」

今、目の前で起きているのは…なんだ?人間の解体ショーなのか?
そう思える光景に動けずにいるの刺身包丁を持った男性がこちらを向いた

?「なぁお前……俺の事、怖くねぇの?」

そうして冒頭に戻るのだ…………

ヌルリと生臭い匂いと共に私の頬を彼の手が撫でた
そして、何故かその手に妙な懐かしさを感じた

その懐かしさに戸惑っていると男性が私に目線を合した

守若「俺の名前は守若って言うんだぁ、なぁお前なんで逃げないの?死にたいの?」

そう言いながら守若と言う人は包丁を向けてきた

『……………死にたくないですし、驚きすぎて動けなかっただけです』

ようやく動いた口からやっとの思いで言葉を紡ぐ
その、守若と名乗った男性はその言葉に驚いたようで少し目を丸くしていた

守若「へぇ……そうなんだ…君、面白いね」

守若さんはそう言うとニヤリと楽しそうに笑みを浮かべた
その笑みには何も感情がなく、ただただ不気味な印象を覚えた

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