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ジロ君は私にとって"心の支え"だ
私が心の拠り所にしていたテツ君から引き剥がされ、不安定になっている所を支えてくれたのだ
紅林「そう言えば、今日はどうして此処に来たんだ?」
じろ君はそう言いながら首を傾げた
『ふふっこれを届けに来たんだよ〜』
私は手に持っていた紙袋をじろ君に渡した
じろ君はそれを受け取ると何か分かったようで嬉しそうに笑みを浮かべた
紅林「もしかして、お前の作ったメシか!?やったぜ!!」
『冷凍庫に入れたらしばらく大丈夫だからね』
紅林「ありがとう!!いつもわりぃな」
そう、私の目的はジロ君に食料を届けに来たのだ
ジロ君は優しいからさっきみたいに困ってて相手がクズなら正義の拳を振るうのだ
だから警察のお世話に良くなる為、なかなか就職が決まらないんだって
『ジロ君の好きなものを沢山作ったからまた無くなったら言ってね?作って持ってくるから』
紅林「いや、さすがに毎度は無理させちまうから時々思い出したらでいいよ」
『でも……「いいんだって!」』
紅林「こうしてユキのメシ食えるだけでありがてぇんだよ……本当に、ありがとうな」
ニカッと笑うジロ君は本当に格好良いお兄さんだと思う
こんなお兄さんが私にもいたら……少しは、人生が変わってたのかな?
『……私は、少しでも恩返ししたいんだよ』
紅林「なら、その気持ちだけで受け取っとくな」
『…………うん』
ジロ君は私にとって大好きなお兄さん的な人
だから、この人が困ってるなら自分が出来うる範囲で助けてあげると決めたのだ
『それじゃ、また持ってくるね』
紅林「おう!!また会おうな、A!」
そして、私はジロ君と別れて自宅へと帰ったのであった
十・五話 過去 ー 語り手 紅林二郎 ー→←十話 紅色の格好良いお兄さん
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ゆう - はい大丈夫です。楽しみにしてます。 (2022年12月14日 16時) (レス) @page2 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます(_ _)相良の兄貴ですね、他にもリクエストがありますので後々になってしまいますがよろしいでしょうか? (2022年11月30日 20時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - この夢小説を読んでいると楽しいです。リクエストで相良さんを出してください! (2022年11月30日 16時) (レス) @page41 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - サクラさん» 名前変更ですか……最初は考えたんですがどうしても文字数を取ってしまうので断念してしまったんですよね…申し訳ないです (2022年8月2日 15時) (レス) id: 5206622557 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 名前変換はできないんですか?とても面白いお話なのでできれば変換して読みたいです。。 (2022年8月2日 15時) (レス) id: 319352fe0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪鈴 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinok/
作成日時:2022年6月26日 11時