過保護者達 (ページ19)

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ロケ中に赤黄ページ19

赤side

今日は淳太とロケ！
2人きりは久しぶりやし
いっぱいボケて、絡んでやろう！
俺のストレス発散や！

なんて思っていたのに
朝会った時の淳太の顔が死んでてそれどころやなくなってもうた

赤「どっか体調悪いん？」
黄「ん？…大丈夫。頑張れるよ」
赤「あんまり無茶して身体変わったら大変やろ？」
黄「ロケまでは乗り切る」
赤「それは自分の意思で何とかなるん？」
黄「わからん。でも気持ちの問題もあるやん？」
赤「病は気からって言うもんな」
黄「ただ、帰りまで保つか分からへんから終わったら頼んでもいい？」
赤「もちろん！」

でも、
その日のロケで絡むゲストさんがかなりの
ウザ絡みタイプで俺も困るレベル

普段なら俺もそっちに加担したいけど
今の淳太の顔を見るとそんなことでけへんくて
俺もツッコんだりしてみたけど
やっぱり淳太のツッコミが必要で
ようさん働かせてしまった

2人でへとへとになりつつ
ロケバスへ戻る

全て収録出来たけど
外観やいろいろ撮影が残っているらしいので
俺らはロケバスで待機して
スタッフが戻り次第帰ることになった

赤「おつかれー」
黄「おつかれ…なんとか…大丈夫やった…」
赤「今大丈夫やなさそうやけど？」

余程疲れたのかノロノロ動く身体を支えようと
触ってビックリした

赤「熱！？も、もしかして！」
黄「限界…かも…」

急いでシートを倒して寝かしてやる

赤「タオルここにあるから！お水…お水とってくる！」
黄「しげ…居って」

申し訳程度に袖を掴まれると動かれへんようになる

赤「わかった。居るよ」
黄「いたい…」
赤「大丈夫。淳太は大丈夫やから」

頭を撫でてやりせめて落ち着くようにと
声をかける

何か熱を下げるもの…探すけど何もない

するとドアが開く音がして
急いで淳太の前に立ち隠す

マ「あ、お疲れ様ですー。少し長引いているみたいで…何か要りますか？買ってきますよ」
赤「よかった…あ！冷たいもの！急いで！水とか兎に角なんでもええから！」
マ「え？冷たいもの？誰か熱でもありました？」
赤「ええねん！早く！後ロケバスに俺ら以外入れんといて！」
マ「は、はい」

急いで買いに行ってくれた

赤「淳太？」
黄「ん？」
赤「大丈夫か？」
黄「ピークは越えた」
赤「そっか。よかった」

マ「買ってきました！」

赤「お！ありがと！」
黄「誰？」
赤「マネージャーくんやん」
黄「シゲ！」

淳太に腕を引かれて覆い被さる
その際に手を着いた場所が悪かった
まさか胸触るとか