過保護者達 (ページ41)

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紫side

淳太の気持ちは分かる
活動を止めたくないのだろう

でも同時に不安全になる事もわかる
やからみんなのやめて欲しいって気持ちも…

黄「みんなには感謝してるけど巻き込みたくない」
先「申し訳ないです…」
黄「あの企画やって直ぐに解毒する予定やったから会社もOKしたんやと思うねん」
橙「そうやな」
黄「それがこんなに長引いて…これ以上メンバーには迷惑かけた無い」
青「迷惑なんかやないやん！」
赤「俺らは淳太と一緒にいたくてしてるだけやから」
緑「身体のこと。無理せんでもええんよ？」
桃「変なやつらは俺らが近付けへん！」

みんな危ない目にあって欲しくないから
必死に説得しているけど淳太はまだ納得していない

淳太を狙っているやつが分かれば
逃げることも可能なのかもしれへん…
犯人…犯人…

紫「…なぁ、犯人やねんけどあの特番の人怪しない？」
橙「え？」
紫「なんでテーブルにぶつかって落としたんやろ…」
黄「なら初めから狙いは俺ら？」
先「あれからスタッフさんたちとは連絡を取っていません」

あの場で飲むことを台本として決めていたのはスタッフさんで
ジャンケンで負けたのはたまたま淳太やったけど
俺ら全員が的なら…

桃「濵ちゃんの癖に難しいこと考えてる？」
紫「なんやねん俺の癖にって」
青「まぁそうやな。そこが怪しくなってくるな」
桃「犯人分かればそこを重要視すればええってことか」
黄「その上で緊急事態は薬で回避」
橙「あかん。その薬に保証が無さすぎる」
先「あの…データがしっかりと残っているもうひとつの薬がありまして」
桃「え！どんな！？」

先生が奥へ行ったと思ったら直ぐに帰ってきた

先「こちらです！」
黄「さっきのとは何が違うんですか？」
先「こちらは24時間しか戻りません」
紫「でもさっきのよりは安全なんですか？」
先「副作用は眠くなる事。そしてもうひとつ難点が…」
赤「なんですの？」
先「即効性がない…」
青「なら飲んでからもしばらく効かないってこと？」

48時間の方は直ぐに変わるってことか…

桃「なんか濵ちゃんが濵ちゃんやないみたいー」
赤「いつもよりかなり真剣やんな」
緑「そりゃマブタチのピンチには真剣なんやない？」
紫「お前ら〜！俺やって真剣の考えることぐらいあるわ！」

みんなしてバカにしよってー！

黄「今俺のこと分かってくれてるんは濵ちゃんだけやで」
紫「お、おん！」

淳太に手を握られて言われる俺はなんか勝ち誇ってる