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11月は2年ぶりのクィディッチシーズンということもあり、どの寮も力が入っている様だった___初戦はグリフィンドールとスリザリンの試合であったが今回満月を迎えるAは医務室で大人しく過ごしていた。
試合がもう終わった頃だろうかとAが寝返りを打った時___慌ただしく数人の生徒達が駆け込んできた。
「まぁ！一体どうしたのですその姿は！」
入院する者はAしかいなかった。
マダム・ポンフリーの叫び声を聞きAがカーテンの隙間からドアの方へ視線を送ると___至る所を怪我したドラコがそこに立っていた。
そばにはスリザリンの生徒が数名立っており、すぐ横をパンジー・パーキンソンがまとわりつくように立っていた。
「ポッターとウィーズリーの双子がやったの！」
医務室に相応しくない甲高い声で彼女が訴えたが、医務室の一つしか締め切られていないベットに誰が入院しているのかを知っているドラコはすぐに顔を真っ赤にさせて怒った。
「五月蝿いぞ、パーキンソン！黙ってろ！」
どうやらドラコの身体と顔のその傷はクィディッチで負ったものではなく___ハリーと、フレッドかジョージか、はたまた2人ともから受けた傷の様だった。
「どんなことがあったかは知りませんが、ここは医務室です。どちらも静かになさい！さぁ、すぐにこれを飲んで___」
マダムはドラコにゴブレットを手渡し、彼がそれを口にしている間に杖を振るって傷口を清めた。
「飲み終わったなら出て行きなさい」
翌朝退院したAは、クィディッチの試合の日に起きた詳細をルーナから聞き驚きで思わず動かしていた羽根ペンを止めた。
「____そんな」
ドラコの傷は、明らかに彼自身のせいだった。
クィディッチの試合はグリフィンドールが勝利を収めたが、試合の前からドラコ達は、キーパーを務めるロンを動揺させようと躍起になり、『ウィーズリーは我が王者』という歌を歌ってスリザリンの流れにした。しかし、スニッチを取ったのはハリーだった。
そこで負けてしまったドラコはハリーやウィーズリー兄弟に向かって暴言を吐いたのだ。
ここ2年続けて、彼が暴言を吐いて怪我をしなかった試しがない__一昨年はバックビークによって、去年は偽物のムーディ先生によって。
「残念だけど、本当だよ。ジニーが言ってたから__アンブリッジがハリーとウィーズリーの双子にクィディッチ出場権を永久に剥奪したって」
今回ばかりはドラコの無駄傷だけでは終わらなかった様だった。
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ひまわり。(プロフ) - 犬トロさん» ありがとうございます！細かい所まで注目してくださっているなんて、お恥ずかしいですが、コメントとっても嬉しいです！ (2021年7月27日 12時) (
レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - りあさん» 初めまして(^.^)嬉しいお言葉ありがとうございます！本からファンになったりあさんに共感いただけるなんて、嬉しい限りです！りあさんも、お気を付けてお過ごし下さいませ！ (2021年7月27日 12時) (レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 初めまして！いつも楽しませてもらっています。私も本から入ったので、そうなんだよ！ドラコは寄り添いたい部分もあるけど決定的に合わない部分もあるんだよなと頷きながら読んでいます。リーマス楽しみにしています！このご時世なのでお身体に気をつけてください。 (2021年7月27日 0時) (レス) id: 08eec6c965 (このIDを非表示/違反報告)
犬トロ(プロフ) - このシリーズは構成や考察が素晴らしく緻密でいつも更新を心待ちにしています。家族や恋人など様々な関係性と主人公の心理描写に目が離せません、更新頑張ってください。とてもとても応援しています。 (2021年7月27日 0時) (レス) id: 0a2feb760f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年7月26日 21時
