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翌朝の大広間でレイブンクローの生徒達にそれぞれの時間割を配る為に席にやってきたフリットウィック先生の言葉にAは驚いた。
「A、�猗狃��瓩砲禄淑�気を付けて過ごして欲しい」
「__どういうことです？」
チラリ、と教師席に流れるような視線を送った先生が捕らえたのはアンブリッジだった。
彼女は周りの生徒達を微笑ましそうに眺めながら優雅にティーカップをスプーンでクルクルと回している。
Aの見間違いでなければ、そのティーカップに山の様に盛った5杯もの砂糖を入れていたのが見えた___どうやら甘ったるいのは声だけではない様だ。
フリットウィック先生はすぐに彼女から目を逸らし、もう一度Aを見てグッと目に力を入れた。
その行動に、咄嗟に『心を読んで』ということだと理解したAが先生の目を見ながら集中すると頭の中に先生の声が流れ込んできた。
___アンブリッジは君の正体を知っているし、魔法省にいる友人から彼女の良い噂は聞かない。
�猗梢祐岫瓩鯡啖�いする彼女が何をしでかすか解らない。
先程の発言の意図が解り、Aはフリットウィック先生をしっかり見て深く頷いた。
今年最初の授業はルーナと専攻している古代ルーン文字学からだった。
夏に、ルーン文字で書かれた書物を自分で好きな物を選んで読み、それをまたルーン文字で感想文を書くという課題があった。これに関してレベルは個人に任せられていて問われていない。
Aはこれに以前ルーナから貰ったルーン文字原文の『吟遊詩人ビードルの物語』の中から「3人兄弟の物語」を選び感想を書き上げて提出した。
「ミス・グレイディ、素晴らしいレポートですね。文章が纏まっていて読みやすく、考察が実によろしい。今年度も期待していますよ」
授業中にサッと提出された課題に目を通した先生は大いに喜び、レイブンクローに10点をくれた。
ハグリッドのいない魔法生物飼育学はグラブリー・プランク先生が請け負ってくれているが、安全で相応なその内容にやはりAは物足りなさを感じた。
「ハグリッド、早く戻ってくるといいね」
「ええ、本当に」
彼が居ない寂しさはルーナも同じ様に感じていた。
フリットウィック先生の言葉を忠実に守るつもりでいたが、アンブリッジの授業の初め、Aは背筋が凍る様な思いをした。
生徒の出席確認を行った彼女は、Aの名前を呼んで顔を確認すると、ニヤリととても嫌らしい笑みを見せたのだ___
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ひまわり。(プロフ) - 犬トロさん» ありがとうございます！細かい所まで注目してくださっているなんて、お恥ずかしいですが、コメントとっても嬉しいです！ (2021年7月27日 12時) (
レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - りあさん» 初めまして(^.^)嬉しいお言葉ありがとうございます！本からファンになったりあさんに共感いただけるなんて、嬉しい限りです！りあさんも、お気を付けてお過ごし下さいませ！ (2021年7月27日 12時) (レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 初めまして！いつも楽しませてもらっています。私も本から入ったので、そうなんだよ！ドラコは寄り添いたい部分もあるけど決定的に合わない部分もあるんだよなと頷きながら読んでいます。リーマス楽しみにしています！このご時世なのでお身体に気をつけてください。 (2021年7月27日 0時) (レス) id: 08eec6c965 (このIDを非表示/違反報告)
犬トロ(プロフ) - このシリーズは構成や考察が素晴らしく緻密でいつも更新を心待ちにしています。家族や恋人など様々な関係性と主人公の心理描写に目が離せません、更新頑張ってください。とてもとても応援しています。 (2021年7月27日 0時) (レス) id: 0a2feb760f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年7月26日 21時
