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9月1日のキングス・クロス駅 9と4分の3番線は__普段とは変わらない様子を見せていた。
着いてきては行けない、という忠告も聞かずに、シリウスは犬に変身して無理矢理ハリーの見送りについて来た。
セドリックの一件のことは忘れたのか__誰も、ヴォルデモートの復活を信じていないのか__大人達と別れた後、不死鳥の騎士団本部に身を寄せていた子ども達は皆、眉を顰めた。
「また後でな！」
親友のリー・ジョーダンと合流すべく彼の待つ車両へと足を進めたフレッドとジョージを、次に�犂篤沈賢瓩離蓮璽泪ぅ�ニーとロンを見送った。
Aがジニー、ハリーと別のコンパートメントを探そうとしていたところ、後ろからぐっと誰かに腕を引っ張られた。
「わっ」
咄嗟に誰かが入っているからと素通りしたはずのコンパートメントに押し込まれ、驚きのあまりに目を見開くと目の前には__とても怒った表情のドラコが居た。
彼は何も言わずにグイッと顔を寄せると、貪る様な力強いキスをしてきた。
「ちょ、ちょっと__」
半ば強引なそれに、Aが身を捩って抗議の声を漏らすと、ドラコも納得がいかないといった表情だ。
「君は、僕に何も言わずに、夏中何処に居たんだ！__しかも今、ポッターと居たな__まさかと思うが今までの間奴らと一緒に過ごしていたんじゃないだろうな__」
___そのまさかだ。
セブルスが『彼にはマグルの孤児院に戻っていたと言え』と言われていたことを思い出し、すぐに口を開いた。
「ごめんなさい、久しぶりにマグルの孤児院に戻っていて__彼らは魔法のことは知らないから、梟便が来ると怪しまれるでしょう？だから連絡の取り方がなくて」
ドラコに嘘をつく事に少しだけ罪悪感が湧いた。
「君は学年末に怒っていた様だから、嫌われたかと思った__何度手紙を送っても、君の誕生日プレゼントも、全て送り届けることが出来なくて心配してたんだ」
「ごめんなさい__」
確かにAは怒っていた。ドラコの少しズレた観点に__わだかまりを感じていたのだから。
ドラコは『まあ、いい』と告げてポケットに入れていた小さな小包をAのローブに押し付けた。どうやらソレは渡せなかったプレゼントらしい。
「A、今年はポッター達と関わるな。大人しく寮の友達と過ごせ」
「どうして？」
「奴らと連むといい事は無い」
ドラコはそれだけ告げると、�犂篤沈賢瓩離丱奪舛鬟�ラッと輝かせて、自分勝手にさっさとその場を後にした。
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ひまわり。(プロフ) - 犬トロさん» ありがとうございます！細かい所まで注目してくださっているなんて、お恥ずかしいですが、コメントとっても嬉しいです！ (2021年7月27日 12時) (
レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - りあさん» 初めまして(^.^)嬉しいお言葉ありがとうございます！本からファンになったりあさんに共感いただけるなんて、嬉しい限りです！りあさんも、お気を付けてお過ごし下さいませ！ (2021年7月27日 12時) (レス) id: f1dbed5e4f (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 初めまして！いつも楽しませてもらっています。私も本から入ったので、そうなんだよ！ドラコは寄り添いたい部分もあるけど決定的に合わない部分もあるんだよなと頷きながら読んでいます。リーマス楽しみにしています！このご時世なのでお身体に気をつけてください。 (2021年7月27日 0時) (レス) id: 08eec6c965 (このIDを非表示/違反報告)
犬トロ(プロフ) - このシリーズは構成や考察が素晴らしく緻密でいつも更新を心待ちにしています。家族や恋人など様々な関係性と主人公の心理描写に目が離せません、更新頑張ってください。とてもとても応援しています。 (2021年7月27日 0時) (レス) id: 0a2feb760f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり。 | 作成日時：2021年7月26日 21時
